『ありがとう』は減らない
職場の人に、一緒に働けて嬉しかったと言っていただいたことがたくさんあります。理由は、『ちょっとしたことでもちゃんとありがとうって言ってくれるから』でした。
そんなことかぁ、と思っていたのですが、意外と大事かもしれないな、と最近思うようになりました。
だから、どれだけ私がぽんこつでも、仕事覚えるのが遅くても、一生懸命頑張ってるところを見守ってもらえて、困った時に手を貸してもらえていたんだなと思います。
あいつはなんかいいやつだから、みたいな。
うちの祖母の教育に感謝です。
お金に関わる仕事に就いて2年が過ぎました。
生活に困っている人にお金を出す、申請の窓口です。
困窮している人、心身の病気の人から、毎日のように「遅い」という声を聞きます。
スムーズに受け取ってもらえるよう、さまざまな提案をするものの、どうしても順当な手続きを踏まなくてはならず、手順を短縮してお金を出すことは出来ない。お困りの事情を理解はできても、1次対応の窓口に出来ることは少ない。わかっていても、毎日理不尽な言葉ばかりを聞いていると心が弱ります。
たまに、ごくたまに、振込みのお礼の言葉をいただくことがあります。全体の0.01%くらいですが、その瞬間だけ、救われた気持ちになります。
『ありがとう』は嬉しい。
言われたら嬉しいので、これからも出し惜しみせず、きちんと伝えていきたいと思いました。
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