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苦手なひとと仲よくなる

つかれたからおいしいものでも食べてとっとと寝よう、が出来るようになり、とても楽になった。もやもやしている方が慣れていて楽だけれど、一旦中断さえできれば、流れは変えられる。

ちょっとこの人苦手だな、と思ったら、とりあえず仲良くなろうとしてみる。毎日ネガティブな感情を喚起させられる状況はつらい。避けたり逃げたりするのは面倒だししんどいし、自己嫌悪に陥りやすい。苦手だ、という思いを抱えていることは、その苦手な人のことばかりを呪いのように考え続けていることになる。そして、出来れば誰かを苦手だと思いたくない。なんとなく、せっかく持っている健全な心がすり減るようでいやだなぁ、と思うのだ。日々暮らすなかで、憂鬱はひとつでも少ない方がいい。

とりあえず挨拶する、声をかける、世間話とかしてみる。意外といいひとだったりして、自分の見る目のなさを反省したりする。結果、苦手が苦手でなくなればお手柄だ。グッジョブ自分、である。

どうしてもだめだったら、ああやっぱりこの人合わないな、合わなくていいわ、合わせんわ、合わなさすぎて逆に面白い!と思って、はるか遠くの方へ匙を投げる。あとは開き直り、最低限の接触に留める。

持ち前の社交スマイルを駆使して如才なく振る舞いつつ、笑顔の下で人間観察をしているとき、おぬしもなかなかのものよ、と中の人が私をにやにや見つめている。


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