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中年女性の呟き~どんな色が好き?~

3月31日、そう、年度末、と同時に結婚記念日でもある。
次の日のエイプリルフールにした場合、近しい人に交際すら告げていなかったのに急に結婚とか信じてもらえないだろうと思って、3月31日にしたけど、結局のところ、報告は次の日になってしまった。ひよこです。

私の旦那様はそれはもう掴みどころのない人で、もう少しで結婚10周年になろうというのに、未だによくわからない人。大阪人とは思えないほど普段は口数が少なく、土日を一緒に過ごしたはずなのにそんな気が全くしないし、都合が悪くなるとさらに口数は減り、というかもうだんまりを貫いて、石かな?って思う。実家に帰るともうほぼ口を開くことはなくなり、もはや空気みたいになる。どうやって家族とコミュニケーションをとってきたのか、しかも家族も全くそのことには触れない。かと思えば、仕事中は信じられないくらいよく喋るし、サッカーの試合観戦となると聞いたこともないような大きな声を出して、私と子ども達を震えさせる。

そして今朝、また新たなる一面を発見した。
昨晩、どうしても瓶のふたが開かず、開けておいてという張り紙をして寝て、起きた結果がこちらだ。

想像の斜め上をいくワイルドな開け方だな、って。これを開けるというのか疑問ですが。なんか色々と心配になるけど、私が起きる前に会社に行ってしまったし、帰ってきたときに聞いてもきっとよくわからないだろう。

まあそんな感じでお互いよくわからないのか、ビニールシートを2人で畳もうとしても全然息が合わなかったりしますが、意外とうまくいってます。
誰と付き合っても2年ともたなくて、結婚するときすごい不安だったし、周りもすぐ離婚するだろうと予想してたんじゃないかと思うんだけど、そもそも他人同士が100%分かり合えることなんてないんだから、いっそ全然わかんないくらいの方が丁度いいんじゃないかと今では思ってます。

とはいっても、10年でわかったことはあまりに少ない。例えば、先に主人が亡くなってしまったときに、喪主の挨拶で、瓶のふたの開け方が斬新な人でした…、とならないように、死ぬ間際に、やっぱりよくわかんなかった…、とならないように、誰かにうちの主人はこういう人なんだよ、と説明できるくらいには、何十年かかるかわからないけどなりたい。


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