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おすすめのBlenderアドオンまとめ

2024/2/29 更新:おすすめアドオン追加


3DCGすきー!というMisskeyサーバーでオススメのアドオンを紹介する流れがあっていい機会だったので自分が使ってるアドオンでおすすめできそうなものをまとめました。


自分のBlenderの使い方は

  • ゲーム用やVRCアバター用のミドル~ローエンドモデル制作

  • フィギュア等の3Dプリント用モデル制作

  • キャラとかの生物とメカとかの硬いものどっちも作る

  • ハイモデルはスカルプトよりサブディビジョンを使って作ることが良い

  • 仕事でちょっとだけアニメーションいじる
    なので、そういう用途向けのアドオンが多いです





全般

Cupsule

無料
ファイルのエクスポート補助アドオン。
Nパネルに追加される画面から1クリックで指定したファイル形式で指定したパスに対してオブジェクトやコレクション単位で書き出してくれるのでSubstancePainterやUnity、3Dプリントのスライスソフト用の修正データを書き出すのがめちゃくちゃ楽になります。

Blenderは何故か起動するごとにエクスポート設定がリセットされるのでエクスポート設定ミスがめちゃくちゃ発生するんですがそれが無くなります。
自分のワークフローだと何度も手戻りして修正データを書き出すので無いと死ぬレベルの必須級のアドオン

使用頻度があまりにも高いので↓のCleanPanelsの画面上部に指定したNパネルを表示するボタンを追加する機能を使ってアクセスしやすくしています


Clean Panels

有料
Nパネルをセットにまとめて整理するアドオン。
アドオンが増えてくるとNパネルが無限に伸びていくのであると便利。

自分はこういう感じで分けてます。
Shift押しながら選ぶと複数のセットを同時に有効にできます

  • M:モデリング用

  • U:UV作業用

  • W:ウェイト設定用

  • E:その他


Synchronize Workspaces

無料
ワークスペースのタブを切り替えたときにビューポートのカメラ位置を同じにしてくれるアドオン。
デフォルトだとワークスペースごとにカメラが違っていて同じ物を編集するのに探す手間がかかるのを回避できます。
ModelingとUV EdithingだったりWeightを行き来して適切なレイアウトで作業をするのがめちゃくちゃ楽になります


All Material List

有料
シーン内の全マテリアルやイメージ、カメラ、ライト等を一覧で表示してくれるアドオン。
データの整理に必須レベルです。
適当に作業してるとマテリアルや画像が複製され続けて増えていくBlenderで「なんでこれがデフォルトでついてないの?」っていうレベルのアドオン


Toggle Language

無料
ボタンを押すと設定した2つの言語を切り替えてくれるアドオン。
英語の情報をもとに作業したりスクリプトを書いたりするときによく使います。
あとプリファレンス画面を一発で呼び出せるボタンがついてるのが便利すぎる。
難点はBlenderの初期化が割と押しやすい位置にあるのが… 何度か押しちゃいましたね…


Auto Hightlight in Outliner

有料
アウトライナーで閉じてるコレクション内や画面外で選択されているオブジェクトを画面内に表示する動作を自動で行ってくれるアドオン。
デフォルトだとボタンを押さないとこの動作をしてくれないのでオブジェクト数が増えた場合に真価を発揮してくれます


Sj Slection Set

無料
3dsmaxにある選択セットを再現したアドオン。
複数オブジェクトを1テクスチャにまとめたUVを展開するときなどに選択するべき複数のオブジェクトを一発で漏れなく選択できるので便利


Synced Modifiers

無料
複数のオブジェクトのモデファイアを同期してくれるアドオン。
「10個のオブジェクトに分けて作ってる髪の毛のサブディビジョンを全部オフにしたいな」みたいなときが割とあるので無いと瀕死になります


Customize Menu Editor

有料
自分でよく使う機能だけをまとめたパネルを作れるアドオン。

最近導入したけど超絶便利です。
よく使うけど変更するためにウィンドウを開く必要があって面倒な機能をひとまとめにしてます。
あと便利だけどショートカットが覚えられてない機能を登録しておいてワークフローに取り入れたあとでショートカットを覚えるという流れが作れました。
実行コードを登録していくツールなのでMayaでログを見てMELを登録できるくらいの知識が必要なのが難点


Maya Style Tool with Slection Aware Highlights

無料
頂点を選ぶとエッジにグラデーションが入ったり、エッジを複数選ぶと面が選択されているように表示されるのを消してくれるアドオン
見た目がだいぶスッキリしてわかりやすくなるので使ってます。
ちなみに動作としてはテーマの値を書き換えてるみたいなのでアドオンOFFにしてからテーマをリセットしないと元の表示に戻らないので注意が必要



モデリング

Mesh ThikuThiku

無料

  • Ctrl+Shift+Alt+左クリックでエッジの溶解

  • Ctrl+Shift+Alt+中ドラッグで頂点間にエッジ作成
    などをしてくれるアドオン。
    自分の作業スタイルだとエッジの溶解がとにかく便利


Merge Tool

https://github.com/Stromberg90/Scripts/tree/master/Blender

無料
3dsmaxやMayaのようなD&Dで頂点を結合するツールを追加するアドオン。
他ツールからの乗り換え民はこれをデフォルトの挙動にしてくれ!って思うやつ


QuickSnap

有料
複数選択したオブジェクトの特定の頂点を基準に他の場所にスナップしたい!という他のソフトでは当たり前の機能を追加してくれるアドオン
最近Blender本体に同様の機能が入ったっぽいので使わなくなるかもしれません


3Points Align

有料
選んだ3頂点でできた面同士を基準にオブジェクトをスナップするアドオン。
斜めの面に対して小物とかをぴったりくっつけるときに超絶便利


Simple Lattice

無料
選択オブジェクトや頂点に対して1クリックでラティスを設定してくれるアドオン。
長年使ってた3dsmaxでFFD(3dsmaxでのラティス)を多用してバランス調整をするスタイルになってたので個人的には必須レベル。
編集が終わったらラティスを選んでApplyすると編集用の頂点グループを自動で消してくれるのが便利。
以前はMaxivzToolsのQuickFFDを使ってたんですが選択頂点にしか使えなかったので最近こっちに移行しました


Lattice Mirror ※2024/2/29追加

有料
ラティスのポイントを指定した軸で対象に動かしてくれるアドオン。
デフォルトだと両方のポイントを選んでスケールするしかないので細かい調整をしたい場合はこれがあったほうが良いです。
他にも似たようなアドオンがあるのですが、こちらはリアルタイムに動かしてくれるので動かしながらのバランスの確認ができて良いです。
買ったときは中央のポイントが選べなくてちょっと不便だったんですがレビューしたら更新してくれたので隙が無くなりました。


rmkit

無料
色々な機能が入ったアドオン。
自分がよく使ってるのは下記

  • Edge Weight Pie
    エッジのクリースをパイメニューで設定できる機能。
    クリースってほとんどが1.0か0を指定したいパターンなので超絶時短になります

  • Move To Furthest
    選んだ頂点などを特定の軸にそろえてくれる機能。
    3dsmaxで言うところのスケール値の隣の矢印を右クリックです。
    デフォルトのスケール選んで0にしてという操作のステップ数がわずらわしいのが解決されます。
    メカとかは頂点を直線に揃える作業がものすごく頻発するので必須レベルの機能

  • Toggle Dimensions
    オブジェクトのXYZの大きさを表示してくれる機能。
    3Dプリント用のデータを作ってるときにスケール感の確認用に多用します。
    表示しっぱなしだと落ちやすいので確認したらすぐOFFにしたほうが安全

他にも色々な便利機能があるんですがドキュメントが見づらいので紹介サイトとかを調べてみてください


Maxivz Tools

無料
こちらも色々な機能が入ったアドオン。
Super Smart Createという状況に応じてエッジを入れたり面を貼ったりしてくれる機能を多用してます


Bend Face

有料
エッジとか面を基準に他の面を回転させられるアドオン。
頻繁には使わないんですがメカとか作ってるときにちょくちょく使いたいタイミングが出てくるんですよね


Miter Box

無料
エッジを他のエッジと並行にしてくれるAlign Edgeという機能が便利で使ってます


F2

Blender同梱アドオン

無料
Fキーで面を貼るときにデフォルトだと三角ポリゴンになるのを四角ポリゴンにしてくれるアドオン。
ONにしておいて損はないです


RetopoFlow

無料or有料
有名なリトポアドオン。
BlenderMarketで買うと結構高いけどGithubから無料で使う方法もある謎ツール。
ポリゴンを一つづつ貼ることもできるけど、数ステップで筒状にリトポしたりできるので広い範囲をササっと作れるのが利点。
「とりあえずさっとリトポして試しにノーマル焼いてみよう」みたいなことがやりやすい。
リトポ専用のモードに入って作業するためかちょっと落ちやすいのが難点。
ちなみにPolyQuiltも使ってみたんですが手数が多かったので自分のワークフローにはRetpoFlowのほうが合ってました



UV

UV Toolkit 2.0

有料
UV関連が貧弱すぎるBlenderでそれを補うための機能が一通り入ったアドオン。
数年前まで「BlenderのUVにはこれをいれるべし!」というスタンダードアドオンだったものです。
開発者がロシアの方でウクライナ戦争に関連した送金停止で有料アドオンが全て非公開になっているため2024年現在は新規入手が不可能になってます


UVPackMaster3

有料
UVを自動でパッキングしてくれるアドオン
アイランド単位でパック時の回転角度の指定やスケール指定ができるので細やかに指定できるのが便利
SubstancePainterを使っていると「ここ解像度欲しいな」とか「ピクセル方向に添わせたほうが良いな」みたいなことが頻発するので数ステップでパックをしなおしてイテレーションの頻度を上げることができます



テクスチャ

Auto Reload

無料
テクスチャ画像などを指定した間隔で自動でリロードしてくれるアドオン。
これが無いといちいち手動でリロードしないといけないのでめちゃくちゃめんどくさい。
なんでデフォルトでついてないんですかね?というレベルの必須アドオン



セットアップ

Lazy Weight Tool

有料
ウェイト設定関連の便利機能が詰め込まれたアドオン。
選択頂点にプリセットの値を1クリックで入れられる機能と3カラム頂点グループが超絶便利。
ゲーム開発で育った自分のようにウェイトは頂点単位で小数点位までキッチリ決めて設定したい派の人にオススメ



アニメーション

Ultimate Animators Bundle

有料
アニメーション作成に必要な機能を色々追加してくれるアドオンのセット。
なんでこの機能ついてないんですかね?っていう機能ばっかりが追加されるのであると無いとで効率が格段に変わります。
お高いのが難点


AbraTools

無料
アニメーション作成に必要な機能を色々追加してくれるアドオンその2
これもあるとかなり効率が上がります。
Ultimate Animators Bundleとは違う機能が色々追加されるので併用推奨です。



番外編

Custom Keymap

自作のキーマップ設定アドオン。
環境が吹っ飛んだ時に一発でキーマップ設定をしたくて作った。
キーマップの保存だと元のキーマップとの差分が消えてしまって自分がどこを変更したかわからなくなるので不便なんですよね。

主な変更点は

  • MayaやSubstanceと同じAlt+マウスのビュー操作

  • W,E,Rでの移動、回転、スケールモードへの切り替え

  • Bでボックス選択モード、Cでサークル選択モードへ切り替え

  • 1,2,3でオブジェクトモードからTABキーを使わないで頂点やエッジに直接切り替え ←これ地味に便利です

  • 3:ポーズモード

  • 4:オブエジェクトモード

  • ダブルクリックで辺ループ選択、Ctrl+ダブルクリックでリング選択

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