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別れ際の塩対応

もっと一緒にいたい子供なわたし
VS
明日を考える大人な彼

この対戦は幾度となく行われてきた。

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明日の自分を考えて今日をセーブできる人が
大人だと認識している。
わたしはというと対極で
今日という日を存分に生きる刹那的な人間だ。

だって、帰り道の電車が脱線事故に合い
二度と会えなくなったら?
通り魔に刺されたら?誘拐されたら?

明日のわたしなんて保証されていないじゃないか。

だからわたしの休日は忙しない。
そうやって生きるのが好きだ。

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

それ故に、大人な彼氏とよく
ぎこちない空気になってしまう。

彼も一緒にいたい気持ちは山々なんだけど
セーブしなければいけないという
葛藤を抱えていることは重々承知している。

でも!今日の可愛いわたしは今日しかいないんだよ!
そんな子犬の瞳で訴えかけても大人は揺るがない。

その後というものわかりやすすぎる
落ち込み具合のわたし。
手も繋がないし口数が減り目も合わせない。
だって、、そんなことしても名残惜しくなるだけだ。
いっその事突き放して帰路につかせてくれ、、

そんな気持ちからいつも別れ際は
圧倒的な塩対応と化してしまう、赤ちゃんなのだ。

でもさ、そんな無駄な抵抗したところで
お互い辛くなる一方で悲しみしか産まないのよね。

わたしも大人な対応をしたいんだけれど
恋愛というのはどうもわたしを赤ちゃん返りさせる。

だから彼には
「わたしが拗ねたら赤ちゃんだと思って接してね」
と告げた。

これでいつ赤ちゃんになっても大丈夫だね。
わたしも少しずつ大人になろうね。バブ。


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