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クレーマーに見えるのかなぁ

会社帰りに嫁さんと外食をした話。


ウチは共働きの上にクルマは1台なので、お互いに時間を調整をしながら一緒にクルマ通勤をしています。
通勤時間は片道約1時間、結構遠いです。
帰宅時間が早ければ家で食べますが、このところ2人とも遅いので外食続きですね。
まぁ、安いモノばかりですけど。

そんなある日の帰り道。

嫁さんの好きな、某ファミレスへ行くコトに・・・。
名前を聞けば誰でも知ってる、麺系の全国チェーン店です。

時間も遅かったので、最初の注文がラストオーダーとなりました。
店員さんはホールにお姉さんが1人、キッチンにお兄さんが1人。
すでにお兄さんは、片づけを始めていましたね。
お客さんは、私らの他に3組ほどいたと思います。
私は看板メニューの麺料理、嫁さんは明日休みだからと餃子定食を注文。

私は美味しくいただきましたが、

何やら嫁さんの様子がおかしい。
口からしきりに、米粒を出してます。

聞けば、カチンカチンのご飯が大量に入っていると・・・。
そう、炊飯器の最後に残る乾燥したアレです。

ヤバいです。 問題発生です。

さぁ、ここで

基本となる基礎知識を少々・・・。
は〜いココ、大事なトコですよ〜!!
テストに出ますからね〜。 笑

ウチの嫁さん、我慢など致しません。
ダメなものはダメと、はっきり言うタイプ。
そんな時は、人目なんか気にしません。
さらに言えば、声質が高いので良く響く。

つま〜り、怒らせると厄介・・・。

おとなしい奥さんであれば、

こんな時はダンナさんに文句を言ってもらったりするのでしょうけど。

ウチの場合は
「アンタは黙ってて!!」
「余計なクチをはさむな!!」
と、なります。
普段は「お父さん」や「パパ」なのに、機嫌が悪いと「アンタ」になる理不尽さ・・・。

そして、当然のように

呼び出しボタンに手が伸びます。

ついさっきまで明るかったお姉さんが、平身低頭で謝ってくる。
「すぐに、ご飯を作り直しますので、7分ほどお時間よろしいでしょうか?」
「そうですね、このご飯は食べられないので、すみませんがお願いします」

だがしかし待たされる7分間は、

とてつもなく長く退屈である。
当たり前だが、その間にも餃子はどんどん冷めていく。

そうだ、一番大事な基本情報がありました。
ウチの嫁さんはお腹がすくと、メチャクチャ機嫌が悪くなるのです!!。
さらに白米命で、味にはうるさい。

そもそもですよ

ご飯がないからって、わざわざ1人分を炊くのか??
7分なんかで炊けるのか??

ふと見ると、10個あった餃子が残り3個しかない。
新しいご飯が来たとしても・・・プップップッ。

そこへ、ご飯到着です。

ぎりぎりセーフだったのか!?
待ちかねた嫁さん、ご飯をむさぼる。

あ〜良かった、これで落ち着いてnoteが読める。 笑
と思ったのも、束の間・・・。

「うわぁ〜、えっ何なの、このご飯!!」

もう呼び出しボタンなど必要なしです。

「ちょっとぉ!! お姉さん!! このご飯何なの!?」

どうやら、まるでお団子のようになってて、さらに中が固くて冷たいと・・・。
匂いも何か、おかしいらしい。

「このご飯、絶対炊き立てじゃないよねぇ!!」

そこでお姉さんが

衝撃の事実を口にします。

「釜のご飯が無くなった時には、前の余ったご飯が冷凍してあるので、それをレンチンしてお出ししてるんですよ。 少し時間が短かったですかね。」

おい、おい・・・。 滝汗

「古いご飯ってコト?? こんなモノでお金とれると思ってるの?? 前のご飯って、いったいいつのモノよ??」

「正確な日にちは分かりませんが、2週間以内だと思いますけど・・・」

「日にちは分からない?? 2週間??」

嫁さん、 大 噴 火 ! !

出されたご飯が通常と変わらずに美味しいのならいざ知らず、ダンゴ状態、中が冷たい、臭う、そしてその理由を聞いてしまった・・・。

たしかに中華料理店などで、余ったご飯を冷蔵庫に入れるのは常套手段だ。
しかし、冷凍ではなく冷蔵だ。
そして、次の日の炒飯とかに使うパターンが多い。
余分な水分が抜けて、かえって使いやすいらしい。

でも、いつのかも分からないような冷凍ご飯を、レンチンして白米のままだすなんて・・・。
絶対あかんヤツ。

お姉さん、ついうっかり

口走ってしまったが、社外秘の話だったと気がついたのか、慌てて店長に電話をかける。

チェーン店とはいえフランチャイズ店舗ですから、個々の社長や店長が阿呆なコトは往々にしてある。
噂では、それで潰れたマックがあるらしい。

さぁ、店長さんと嫁さんが

直接、電話で話します。
ところどころしか聞こえないが、
「前日の夕方4時以降のご飯を・・・」
とか言ってる。
いやもう、バレバレやし・・・。 笑

「不味いし、不衛生だし、嘘つきじゃないですか!!」
「店長さん、ここへ来てこのご飯食べてみて下さいよ」
容赦ない言葉を浴びせる。
「これじゃ、お湯を全然交換してなかった老舗旅館と一緒ですよ!!」
が、何故かその言葉がうけて、店長さんの笑い声が聞こえる。

そこへ嫁さんが一喝 !!

「店長!! 笑ってる場合じゃないんですよ。 自分の店の話ですよ!! 分かってます??」
店中に声が響き渡る。

その後、食事代はいいから、本部には黙ってて欲しいとか・・・。
今後は、バイトの指導を徹底的にするだとか・・・。
まぁ、聞いてるこっちが恥ずかしい。

やがて、言いたいコトは

全て言い尽くしたのか、それともラチが開かないと思ったのか、嫁さんは電話を切って席を立った。

お姉さんが、店長の指示なので全て無料でいいと言ってたが、
「無銭飲食させる気!?」と、
ご飯以外の料金は払っていた様子。


嫁さんの性格上、

本部に報告するなんて面倒くさいコトをしないのは分かっていた。
けれど、あの店には二度と行かないであろう。

食い物の恨みは、根深い・・・。 汗

わたし的に、

ひとつ引っかかってるのは、キッチンのお兄さんからは何の話もなかったコトだ。

最初のカピカピご飯も、次のダンゴご飯も、お兄さんの調理なわけで。
ホールで全て対応するのが、社内規定かもしれないけど。


余談だが、そのあと別の店でテイクアウトしたことは、内緒である。

ま、白米食べてないしね・・・。 笑




長崎の生んだ吟遊詩人

さだまさし (グレープ)で「朝刊」



では、では、また次回。 ありがとうございました!!