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「どうせ持つなら最上級のものを」

いよいよ冬ですね、一気に寒くなりました、
ついに最重量級で最上級なウールジャケットを引っ張り出してきました。

アホみたいに大量に持ってる冬物上着  (ひと冬、毎日着替えてもまだ余る) の中でも、一番好きなジャケットです。

私が10代の頃は

アメカジ全盛でして、本場のアウトドアブランドへの憧れも強かった。

L・L・ビーンやエディバウアーなんかの通販カタログをアメリカから取り寄せて、ニヤニヤするのがせめてもの楽しみ。
ハンティング系なんかも多くて、カッコよかった。
でも値段も高いし税関や為替の煩雑さ、服やバッグの個人輸入なんて夢のまた夢の時代でした。

まぁ、今や日本国内でのイメージは、ちょっと高い洋服屋さんレベルですけどね。 笑
エディバウアーは日本から撤退しちゃいましたし・・・。


当時は、

ヘビーデューティこそカッコいい、マネっこ商品は要らないって感じで、とにかく「本物」が欲しかった。

ゴツいモノ、丈夫なモノ、オーバースペック大歓迎、究極の○○みたいな!!。
今どきの薄い、軽いの真逆です。
軍モノなんかでも、マイナス30度まで対応とかね。
東京にそんなトコないわ!!って感じですが。 笑

そんなアウトドアブランドの

最高峰に位置していたのが、このフィルソンってメーカーです。
ゴールドラッシュ時代の創業者C・C・フィルソン さんの名文句をタイトルにしてみました。

「どうせ持つなら最上級のものを」
120年以上経った今でも、フィルソン社を表すフレーズとして語り継がれています。

で、フィルソンの代名詞

と、言えるのがマッキーノクルーザージャケット。
ミリタリーのMA-1などと共に、世界で一番コピーされた上着などと言われています。

貴重なヴァージンウール (産まれてから初めて刈り取る羊毛) を使い、完成まで2年以上かかるらしいです。
24ozの分厚いウール、アイコンとなる赤x黒のバッファローチェック。

アウトドアウェアの色というのは、自然に溶け込む色と逆に目立つ浮く色があります。
バッファローチェックは、ハンター同士の誤射を防ぐ目的だとか・・・。

通称、森のタキシード

キャンパーやハンターを始め、木こり (ロガー) や森林警備隊なんかにも愛されています。
100年前から変わらぬデザイン。
親子3代受け継ぐなんてハナシも聞きますね。

17歳の時にこの服の存在を知り、憧れ続けてアラフォーにしてやっと手にした逸品です。
その後20年以上、極寒期の相棒として頼りにしています。

私のマッキーノクルーザー

は、胸から上の肩や袖が2重になっている、ダブルマッキーノといわれているタイプです。
シングルでもゴツいのに、同じ生地のケープをもう1枚被せてある感じです。

完全にオーバースペック、手に取るとズシリと重い。 笑
たぶん、1.5〜2kgぐらいあると思う。
でも不思議なことに、着ちゃうとそれほど重さも感じないし、むしろ適度な重さが暖かい。
革ジャンなんかも、結構重いしね。


袖と肩が2枚仕立て


背中には左右貫通のプレイポケット
地図や大きな荷物も入る


内張りがなくても暖かい


とにかくポケットが多い


腰部の大きなポケットとハンドウォーマー


24ozの目の詰まったウール



もうひとつのヘビーデューティ

ノースフェイス ヌプシ・ダウン・ジャケット

文句なく暖かい
真冬でも中にロンTだけでOK

古いモノは現行品とダウンの量が全然違います


現行品のように薄くスマートではない
厚みがありモコモコです、だがそれが良い

コイツも最高な逸品ですが、やはり私は化繊より天然素材が好きです。



それでは、ピーター・ポール&マリーで
「PUFF」

男の子の心には、いつまでパフがいるのだろう?



もう1曲、PP&Mで 「レモンツリー」
大好きな曲です



では、では、また次回。 ありがとうございました!!