愛するということ

愛することは能動的であり、
自分の愛することの能力への信頼と、それを他人(対象)が受け取ることへの可能性への信頼があることで、初めて人を愛することができる。

恋愛するのに必要な技術を説明してくれているのがエーリッヒ・フロムの「愛するということ」ですね。
昔は観念的に読んでしまっていたけれど、今とても胸に響いているような気がするわ、、、。
私は愛することができていないので、愛されたい欲求が強くなったり、愛についてよく迷ったり、求めても得られなくて嘆いてしまいます。

この書は、自分自身のことを愛せないのに他人を愛する資格などない。不完全な自分と融合することは、愛ではないですからね〜といっている。
胸にグサグサくるね本当にこれなの。まず前提条件が揃ってないのよ。
そして今の私が恋だと思っていることは大体所有や支配に当てはまっているので依存に繋がってしまう。
恋愛では、思い通りにならないことと大事にされていないことを混同しないことが大事だと思っているのですがまさに愛することの欠如故。
難しく考えず恋愛したいなーとも思うけれどそれこそがダメなのよね。
読むたび反省‼︎反省‼︎そして学んでください私‼︎


前提条件がないこともそうですし、私には異性愛はまだ難しいです。
(人としての好きと恋愛対象としての好きをよく間違えます。恋愛対象として好きだと思っていたことは大体人としての好きだし、憧れでもあるな。結局自分が不完全であるが故に起こることであるからだと思っている。だからといって異性としての好きは残った性欲に支配されているようで。
異性愛について誰か分かりやすく教えてください。)

"性欲はどんな激しい感情とも容易に結びつき、どんな激しい感情によってもかきたてられるようだ。愛はそうした激しい感情の一つにすぎない。たいていの人は誓約を愛と結びつけて考えているので、二人の人間が肉体的に求めあうときは愛し合っているのだと誤解している。"



最近いろんな愛についてよく考えるし、また読みたいなと思って思い出しながら書いています。
愛については恋愛面で考えがちだけど、また読もうと思ったきっかけは、最近2歳の従姉妹と数日いたのが大きいかな。
(今実家なので手元に今ないのですが帰ったら1番に読みたいですね。読んだら追記しよ。)

本を読むことで、その都度更新される新しい自分に出会えるのが好き。だから何度同じ本を読んでも毎回面白く感じる。本が好きだな。

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