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レザーケア品について

登山靴に始まり今ではレザースニーカーから革小物までどっぷり革製品にはまっております。革製品を好む人のほとんどが革の手入れを楽しんでいるのではないでしょうか。手入れを通して、これは良い!と思ったものを紹介します

コロニル ヌバックベロアスプレー

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起毛革用(ヌバック、スエード)の防水+栄養成分のスプレー。手軽に防水と栄養を加えることができるので起毛革が使われた登山靴、スニーカーの手入れに使っています。

スプレーのため粒子が細かく、起毛の一本一本に防水成分と油分を与えることができ、しっとりとした仕上がりに。油分が行き渡ることで革の乾燥を改善及び色活性になります(補色タイプもあり)

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ヌバックレザーの登山靴へ使用。スプレーの適度な油分により起毛状態を維持したまま油分補給と色活性が可能

定期的な防水+加油にも、乾燥してカサカサになった起毛革への栄養補給にも、クリーナーでがっつり洗い油分が抜けた後の油分補給にも、手軽にこれ一本でできます。他のメーカーのものは試したことありませんが、おそらく同じような効果では?起毛革の手入れにはこれ系のスプレーをひとつは持っていたいところです

スエードは靴に良く使われる素材です。履いたら手入れせず履きっぱなしという方は多いのではないでしょうか?このスプレーを使うだけで持ちがぐっと良くなります。

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スエードが使われたスニーカーは多い

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こちらもスエード

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登山靴にはスエードがよく使われています

難点を言えばすぐ中身が無くなることでしょうか。油分補給しようと使っているとあっという間になくなります...

コロニル ヌバック+テキスタイルボトル

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こちらは起毛革用の栄養ローション。ちょいちょいと塗るだけで革に栄養と色の活性効果が得られます。液状で水分を多く含むため革への水分補給も。乾燥しきった起毛革の手入れに向いています。なお、有効成分に栄養成分の記載はありませんが、入っているとのこと(詳しい成分は秘密らしい)。こちらも補色タイプあり。

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スポンジ付きアプリケーターで手を汚すことなく塗布できます。簡単で手軽

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ヌバックレザーにも

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ベロア(毛足の長いスエード)にも使えます

起毛革の手入れはこのヌバックテキスタイルボトルとヌバックベロアスプレーがあればほぼOK

コロニル アニリン

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こちらは乳化性クリームの中でも栄養成分に特化したデリケートクリームに分類される品です。水分が多く含まれているため塗りやすく、革への浸透も良く、財布から靴までほとんどの革製品に使用できます。有機溶剤が含まれていないため香りは穏やか。少量のロウ成分は含有されており、塗布後ブラッシングすれば自然なツヤが出てくれます。

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一般的な靴クリームより柔らかく塗り伸ばしやすくなっています

浸透が良いことから、定期的な手入れだけでなく乾燥しきった革への栄養補給として使用できます。繰り返し塗布することで乾燥状態を改善することが可能です

基本的にはスムースレザー用のクリームですが、クロスに少量つけて軽く叩く用に塗布すれば起毛革にも使用可能です(起毛が寝ないように塗布できる)

コロニルには最強のクリームと言われるシュプリームクリームデラックスがあります。シュプリームクリームは価格が高いため安価なアニリンを使っていますが、正直シュプリームクリームデラックスが気になっております。使ってみたい...

コロニル レザーワックス

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アウトドアシューズ向けの防水ワックスで、登山靴ではヌバックレザーの手入れに有名?ペースト状のワックスで油分豊富、防水効果はスプレー並みとアウトドア用途で重宝します。油分が多く起毛革に塗れば当然起毛は寝てしまうので、基本的にはスムースレザーやオイルレザー用のワックスです。

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登山靴だけでなくレザースニーカーの防水防汚と油分の補給にも

水分はほとんど含まれていないため浸透しにくいですが、革への油分補給効果もあり香りは爽やかです。有機溶剤は少量ながら含まれているためゴム部分には塗らない方がベター。ツヤは出にくいですが、あえてツヤを出したくない場合に使用することも

薄く塗るだけで油分補給に高い防水効果に革の保護効果を得られるため、とても便利でコストパフォーマンスに優れた品と思います。ただ、ワックスが表面に残るタイプなので財布などよく手に触れる物には不向きです。

ラナパー

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革小物から革靴まであらゆる革製品に使うことのできるワックスです。含まれる油分が浸透することで革に栄養を与えるとともに、ワックス分で表面をコーティングし防水効果も与えるとともに気持ちの良いツヤが出ます。(防水効果はレザーワックスに劣る)

こちらも薄く塗るだけで効果があり、手軽に手入れを行うことができます。ラナパーには有機溶剤が含まれていないため、靴のソール等ゴム部分にも使うことができます。

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付属のスポンジで薄く塗布します。塗りすぎ注意

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革製のブランド品の手入れにも

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アニリン同様革小物への手入れに使えます

レザーワックスに比べてツヤがでるので、ツヤを出したい時に使用しています。なお、こちらも起毛革に使うと起毛は寝てしまいます。

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含まれるミツロウによりしっとりとしたツヤが出ます

天然素材のみ!ホホバオイルを配合!と凄い効果ありそうですが、成分の大半はワセリンだとか。こちらも水分が少ないため浸透しにくく、乾燥しきってしまった革への効果は薄いため革の状態を維持する目的で使用となります。

コロニル 馬毛ブラシ

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革のホコリ落としからブラッシング、ツヤ出しとこれひとつで全てまかなえます。コロニル製品は比較的安価ながら持ちやすく毛も柔らかいため使いやすいです。

ツヤ出しには山羊ブラシが向くと聞きますが、鏡面磨きでもしない限り馬毛ブラシで十分でしょう。革の手入れするのならば持っておきたいブラシです

コロニル ウォーターストップ

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スプレーすればすぐ乾いて防水効果を与えてくれます。栄養成分はいっさいなく、防水効果のみですが、革を含むほとんどの素材に使えます。靴などでは使う直前にサッとかければすぐ乾いて効果を発揮してくれるので大変便利。私は大型缶(400ml)を愛用しています。

消しゴム

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起毛革の汚れ落としに使っています。レザーケア製品には専門の消しゴムがありますが、私が使っているのは文房具の消しゴム。これでゴシゴシすれば起毛革についた汚れがだいたい落とせます。ほんとは専用のゴムの方がいいのでしょうねー

雑巾

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靴についた泥汚れ落としに。固く絞った雑巾で水拭きすれば大抵の汚れは落とせます。登山靴などがドロドロになってしまったのであれば水をかけながらブラシで優しくこすればOK。最近は水拭きと消しゴムで十分キレイになるのでクリーナーはほとんど使っていません...

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こういったクリーナーもありますが、簡単な汚れであれば使う必要はありません。とはいえ、これはマイルドな成分のクリーナー

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この程度であれば水拭きで十分に綺麗になります。クリーナーは洗浄力が高い分、革の油分もとってしまうため必要以上の使用は革へ負担になってしまいます

雑巾及びクロスは乾拭きやクリームの塗布など多目的に使えるため常に用意しておくと便利です


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