聖護院に向ける

風景を覚えている
遠くにある
自分が小さくなるようだ

時折白昼夢を見る
目と脳の間、果てしない距離を見ている

永遠に興味がないといえば嘘になる
ミスチルの歌うことは嫌いだ
ミスチルの歌はいい

善悪と美醜は違うと思う

今日は日差しが柔らかかった
とても晴れやかな朝でさ

他人を見てみるよ
ある人は投資信託を始めていて
ある人は生きてたい場所にやってきて
ある人はミュージシャンやっててさ
ある人はワーホリして会社に入ってさ
ある人はもうすぐ帰らなきゃならないって

ビットコイン買うだの
まだビザが貰えないだの
やっと永住権がとれただの
ワーホリ始めましただの
高い給料だのやすい給料だの
裏バイトだのもうすぐ国外追放だの

いろんな人たちの真ん中に
どこにもいない僕がいる

学校での仕事について話す。
他の人生もあったのかなって考える。

例えば大学出てから日本語教師を始めて見て
VHSから、伝手で大学でも授業しだして
授業し出せば顔が売れて
それから一年半、そこで就活して日本語教師として大学で正規に雇われるの
関係ない大学の知見を生かして日本語教師のキャリアを歩き始めたわたし

そのうちさ、お金が集まるからそれでiPadとかMacbook買ってそこから
イラストと日本語で創作活動とか教材とか作りつつさ

やっすい空想だと思う
ありえた世界の可能性を持って暮らしている人が
まともであって欲しいと思う

白昼夢を見る
今日は仕事がめんどうくさいと思ったよ

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