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ギャンブル依存性と二人の先輩ヒデさん

20数年前に20代だった頃に私はギャンブル依存性に陥りました

18歳になり近所にパチンコ屋がグランドオープンしたので以前から興味が有ったので友達と行ってみました

初めてパチンコ台を打ってみたら使った1,000円がたった数時間で8,000円以上に変わってしまいました
⭐ビギナーズラック⭐

高校卒業後は上京して更にパチンコのゲーム性にも嵌まってしまいました
[チャッカーに狙って打つや、ドラムや液晶のリーチの激アツさに]
どはまりしてしまいました
昔はパチンコは平台[遊べる]

権利物[一度当たると3回必ず当たる]

一発台[一発が当選穴に入っただけで大量に玉が出てくる]
など様々な台が有り打っていました
当時は「モンスターハウス」という連チャンする台が有り打ってみたら、ずっと連チャンしてしまい
投資した3000円がたった4時間で等価交換のお店だったのでなんと12万円に化けてしまい
恐るべし魅力に憑依されてしまいました
〈完全にお金の価値感覚がおかしくなりました〉
 その後は東京に上京して同じ職場のヒデさん(同じボクシングジムに通う)の誘いに乗り、スロットに移行してパチンコ屋に連れて行ってもらった
そのパチンコ屋にはスロットの改造された台
通称【裏物】が置いてあるお店に通うようになりました

【裏物】とは・・・通常のスロット台として打っていてもまったく面白味がない台(つまらない台)が改造されているので、当たり出した時の台の出方が異常な程に
[連チャンが止まらない]
ギャンブル性の高い合法スレスレ?
[摘発されたらアウト]の台

他のスロット台のシマは空いていてもこの台のシマだけは常に空きが無い、朝イチは台の取り合いになるほどでした
当たった時の破壊力が違うのです
普通の台なら良くても3〜4連チャンで終わる所が
この改造されたスロット台はBIGボーナスが当選した時に
【状態】
という状況に入ると20連チャンから30以上平気でしてしまうのです
(ずっと当たり🎯ぱなしに)
数時間打っただけで等価交換のお店でしたので一撃10万から最高30万円近く勝ててしまう
辞め時も分かりやすく、ボーナス後は100ゲーム近く回して当たらなかったら辞めれば良い
私もその台を打ち【状態】に入り3時間スロットを打っただけで12万円も大勝ちしました 
当時の仕事の月給に近い稼ぎをわずか3時間で💰

しかもヒデさんが勝てる法則を発見してくれました

その方法というのが閉店間際に出ている台をチェックして翌朝に朝イチでその同じ台を打つというシンプルな方法
お店も設定をいじらないようで、閉店ギリギリに当たった台は打ち止めになるのだが
翌日の朝イチもその台はそのまま当たりのままになっていたので(台の当たりのランプが点いたままに)
なので翌日休みの人間が閉店時間(11時)間際に台を見に行き、閉店直前に連チャンしている台をチェックして覚えておき翌日にその台を朝から打つだけ
この法則を先輩が発見してから、皆のこの台【裏物】での勝率が上がり同級生の友達は
なんとこのスロット台のみを打ち続けて1ヶ月で100万円の貯金を貯めた💰
私はこの台だけの勝率はプラスでしたが、つまらない台なので飽きてしまい様々なスロット台〈ノーマル台や新台〉に手をだしていたのでトータルマイナス収支に

しかしその後にストック機という台が出て打ち出したらまた勝率が上がりました
⭐ストック機
(ボーナスをストックして放出するので連チャンしやすい)
という台は当たるゲーム数がある程度決まっていたので嵌まり台を狙い打ちすれば勝ちやすい台でした
辞め時も分かりやすく決まったゲーム数まで回して〈ボーナス後120~182回まで〉
当たらなかった辞める
当時出てた「吉宗」という台を4ヶ月近く打ち続けていたら、その年はマイナス30万円近い収支が一気に⤴️プラス110万円(4ヶ月で貯金80万円溜まりました)
しかしその後に出たスロット
「北斗の拳」
【リアルタイムで漫画を読んでいたので、どはまりしました】←メーカー(サ〇ー)の術中に見事に嵌まり

この台を打ち始めてから収支は下がる一方↘️

【台の演出→バトルボーナス[新しいボーナスのタイプ]も面白く勝ったら勝ったで欲が出てもっと増やすぞと思い、負けたら負けたで負けた分を絶対に取り返してやるぞという負の悪循環負】

負けていてもお金が続いたのは、仕事しながらボクシングをしていたので仕事の
給料+試合した時はファイトマネーも入ったので

・・・しかし、毎日狂ったようにパチンコ屋に通い、スロット北斗の拳三昧

年に2回(2、6月)
プロボクシングの日本タイトルマッチを行った年が有りファイトマネーが
100万円(額面)×2試合
【実質手取り80万円】×2=160万円
入りましたが試合に敗れてしまい、その悔しさを紛らわす為に狂ったようにほぼ毎日パチンコ屋に通い
翌年1月には貯金もファイトマネーも底を突いてしまった

ギャンブル依存性の怖い所は負けたら負けたで絶対にまた取り返してやろう、絶対に勝てるという〈根拠なき自信〉が湧き出て
台をキープしたまま、お金をATMに降ろしに行き、また台に戻って打ち、またお金が無くなったらATMへと
とうとう自分のお金も尽き果てて
資金が無くなり、最終的に仕事で集金したお金にまで手をだしてしまいました
「勝って増やせば返せる」
過去に6万円負けていた状態からプラス6万円(12万円 払い戻し)した事が有り
【悪魔の囁き】で
集金したお金10万円を使い込み、負けて
困ってしまい首が回らなくなったが職場の先輩ヒデさん(スロットを教えてくれた)に相談したら10万円を即金(無利子)で貸してくれて、
「月々1万円ずつ返してくれれば良いから」
と言ってもらえて
なんとか、事なきをえました
しかし、それでも止められず
その後ボクシングも引退して、仕事も辞めた時に仕事の退職金が100万円近く入ったが
また、スロットに手を出してしまい
ほんの数日で20万円が消えてしまい
それが同棲していた彼女にバレてしまい
「どうして、お金を無駄にするのか?将来の事を考えて無いのか?」
と物凄く泣かれてしまい、翌日には泣き過ぎたせいで彼女の目の周りは痣のように数日残ってしまうほどでした 
そして彼女にギャンブル【スロット】には一生手を出さないと誓いましたが
彼女から
「もし万が一あなたが、またスロットに手を出したら私(彼女)の手首を自分で切り落とすからね」
と本気の顔で彼女に言われてしまいました

【以前、私がスロット依存性だから物理的に出来なくする為に「自分の右手の手首を切り落とすしかない」かもと言ったら彼女から「右手首を切っても、どうせ左手が有れば左手でやってしまうよ」と言われていたので】

私がまたスロットに手を出したら、彼女が発言した通り自分(彼女)の手首を本当に切り落とすだろうと感じて
【そんな事を絶対にさせてはいけない】
心から想い

これでようやく800万円近く負けていた
ギャンブル【スロット】から完全に足を洗う事が出来ました

★ギャンブルというものは、基本胴元しか儲からない皆が勝ち続けていたらお店が潰れてしまうし、向こうは商売として計算してやっているから絶対にお店が負けることは無い★

大切なお金と時間を無駄に使い残ったのは後悔だけでした
(それに危うく辞める為に自分の右手首を自分で切り落とす所でした)

ギャンブルに関しては、「ほどほど」という事は無く誰しもが地獄の沼に嵌まりやすい
【ゲームしてお金を貰えるので】
と思いますので、たった一度でも絶対に手を出さない事です。私も始めた頃は自分は
大丈夫(絶対に嵌まったりしない)と思っていましたので

【楽して稼いだお金は人を狂わせる】
                  ⬇️
〈ビギナーズラック〉

という悪魔の罠に
嵌まり、本当に地獄に落ちる所でした
800万円近い大金をスロットで無駄にしてしまいましたが、なんとか地獄の入口の穴の淵に捕まり堕ちずにすみました。

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私にスロットを教えてくれて、困った時に10万円貸してくれて助けてくれたヒデさんも実はギャンブル依存性だった

ヒデさんもボクシングを辞めてから新しく働き出した仕事で職場の店長になったようだった
(他人の面倒見が良く人望の有る人だったので)

しかしヒデさんはスロットは辞めたようだったが、もっと更にリスクの有るFX取引に手をだしてしまっていた

スロットやパチンコとは違いお金を張る金額が違い1回の取引で数十万円から数百万円以上の取引が出来てしまう

先輩はボクシングを辞めてから働き出したお店で店長をしていたのでお店のお金の管理も任されていたようでした
(オーナーが先輩の知り合いだったので)
最初は個人のお金でやっていたが損失をだして資金が無くなり最初は会社の売り上げ金10万円を個人の口座に移してFX投資を行ってしまったようだった
FX投資に失敗して、その穴埋めをする為に 
一発逆転を狙い、またお店の売り上げ金を更に30万円を自分の口座に移して再びFX投資に運用してを繰り返してしまい最終的には負債総額500万円までいった所でオーナーにばれてしまい仕事を懲戒解雇された
 
私にもその頃にヒデさんから連絡が有り
「お金をなんとか数万円貸して貰えないか?」
と頼まれたのですが、その時は私はお金の管理を彼女に任せて[スロットに手を出さない為にカードや通帳も現金も渡していた]いたので
「先輩、すみません。お金ぜんぜん持たされて無くて」と伝えたら
先輩も
「そうだよな、悪かったな」と言って電話は切れてしまった
その時は私は本当に現金をもっておらず、貸してあげる事が出来なかった 
先輩にはボクシングの朝練とロードワーク共に行ってました。先輩はサウスポー(左構え)でしたので試合前の朝練では毎日マスボクシングをしてもらえたお陰でプロボクサー時代はサウスポーの選手と4戦しましたが4戦4勝負け無しの成績に(試合前に毎日マスボクシングに付き合ってくれたお陰で)。更に自分がお金を使い込みした時にも無利子で負担無いように月々分割でお金を貸してくれて助けてもらった恩が有ったし、皆で飲みに行ったり遊びに行っても皆の中心に立ち引っ張ってくれた。
東京の兄貴だと心から思える人だったので
(私自身が長男なのですが自分に兄がいたとしたこういう人なのだろう思える人でした)
私自身の行いのせいで助けてあげる事が出来ずに終わりました
 
その後は先輩どうなってしまったのかは判らないのですが、自分に余裕が出来たらいつか必ず手を差しのべて助けてあげたいと思っています
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同郷のもう一人のヒデ先輩(一学年上)、高校は違ったが住んでいる町内(隣の中学校)が一緒だった。
高校時代はインターハイの県予選などで良く顔を合わせて合えば、一階級違ったので試合で対戦する事もないのでいつも私に優しく声掛けしてくれた
 この同郷のヒデ先輩もプロボクサーに成る為に卒業後は直ぐに上京していった。

しかしプロボクサーとしては1、2試合して直ぐにボクシングを辞めてしまっていた。 
そして東京で自分の飲食店を開業して第2の人生をスタートさせていた

たまたま、後楽園ホールに友達の試合の応援に行った時に私に気づき声掛けしてくれて
2年ぶり位で出会い先輩が私に向かって
「今、個人でお店やっているからお店が儲かってきたら必ずお前のスポンサーになってやるから」
と言ってもらえて、私もとても嬉しい気持ちになりました

「一度、うちの店にご馳走するから食べに来い」と先輩に言われたので下北沢の先輩のお店まで顔出しにいきました
昼飯をご馳走になり、来ていたお客さんに
「こいつ俺の後輩でプロボクサーなりたてだからこれから応援してあげてください」
周りの御飯食べている方々に宣伝までしてくれた

翌年になり、私がB級ライセンスからA級ライセンスに昇格した頃に同郷のヒデ先輩から電話が掛かって来た
先輩から
「突然、電話してゴメンな、急に申し訳無いけど10万円なんとか用立ててもらえないか?」
と言われて私も
「先輩どうしたんですか?何か有ったのですか」
と聞き返したら、先輩が
「お金が無い訳では無くて、銀行への支払い分が有り、お金は有るのだがカードを無くしてしまい下ろす事が出来なくてカード再発行したら直ぐに返すから何とか貸して貰えないか?」
と頼み困れたので、まだ私もギャンブルに土嵌まりする前だったので、ある程度貯金も有ったので私も
「良いですよ、振り込みますので口座番号教えてください」
と聞き返し (たしか先輩には奥さんと小さなお子さんもいるから大変なのだろう)と察して上げて
翌日に先輩の口座に10万円を振り込んであげました
(お金は必ず返してくれるのだろうと信じて)
そしたら、翌日直ぐに先輩から電話が掛かってきて
「ありがとう、必ず返すからな」
と電話が有りました

今思えば、誰に対しても気前良く接していたが、先輩は当時はまだ20代の前半の若造
お店もどんぶり勘定でやっていたのだろう
しかし、その後はまったく連絡も無くなり

「先輩、大丈夫なのかな?」
と思っていましたが・・・・・・・

時が流れて、それから7年後
私はとっくにボクシングを引退していたが

私が所属してボクシングジムに泥棒が入ったというニュースが目に入った
「ジムに甥を入門させたいと見学に来てた男が隙を見てボクシングジム会長のカバンを盗んで外に逃げた
という」
しかし、ジム内で練習しているのは現役ボクサー達。
追いかけられて、直ぐに御用になったようだ
警察官に引き渡されてニュースになった
 犯人の名前は・・・・・・
聞いた事の有る見覚えのあった名前でした
同郷のヒデ先輩の名前だった・・・・

こいつは私からも騙してお金を取り、挙げ句の果てに、私が所属したお世話になったジムの会長のカバンを盗む暴挙に出やがりました

「お前が今、シャバにいるか?ムショにいるか?分からないが
(会長のカバン盗む前に、もうすでに前科(窃盗)有りだったらしい)

お前がいつか街で私と偶然出会う事がもし逢ったら
俺はお前に必ず、日本ランキング1位までいった俺の鉄拳を必ず1発ねじりこんでやるからな、その代わりに貸した10万円はチャラにしてやる
覚悟しておけ
 HIDeHaRu        へ


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