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福岡パン事情|博多幸福論#036

パン好きといえば、京都や神戸を思い浮かべる。
関西に10年住んでたなんちゃって関西人の私も、もちろんパンが好き。

京都に泊まった次の日の朝は、ホテル近くのfiveranで焼きたてのパンを買ってすぐにかぶりついた。目玉が飛び出るほど美味しくて、家へ持って帰る用のパンにも手をつけてしまい袋は空っぽに。
神戸に用事がある時は必ずコム・シノワに寄って大量にストックのパンを買って帰った。ここのパンは娘も大好き。
夙川のconcentmarketは、自転車で通い詰めていた。娘がグズって抱っこ紐の中で泣き始めた時にはパンの端切れを渡してくれたっけ…。育児でボロボロになりながら、でもどうしても美味しいパンが食べたくて、自転車漕いで行ってたんだよなぁ、あの頃・・ぐすん。

思えば、自然と食育ならぬパン育をしてきたような気がする。
現在5歳にして、娘は美味しいパンの味を知りすぎている。

実は福岡に引っ越すと決まった時、もう関西でよく行ってたパン屋さんに行けなくなるのかと思うと、口の中に香ばしいパンの匂いがし始めるくらい寂しかった。
福岡には美味しいパン屋さん、あるのかなぁ・・。
博多グルメや、ご馳走グルメは美味しいけれど毎日食べるようなものではない。だけどパンは、日常そのものなのだ。

パン屋に思いを馳せながら、博多駅筑紫口近くのホテルに泊まったのが、ちょうど一年前。
朝ホテルを出て駅へ向かう途中で、行列と遭遇した。
朝➕行列=パン屋。
店名はDACOMECCA
だ、だこめっ…か???

行列もすごいが演出もすごい。
ここはパンの遊園地!うわぁ…!
きれいにかわいく陳列された何種類ものパンを見たら、想定の3倍買ってしまうではないか。
たくさんのパンを抱えて、また一つ福岡生活への希望を見出せた瞬間だった。

そんなDACOMECCAの姉妹店がAMAM DACOTAN
ずっと気になってはいたけれど、私の生活の動線にないためになかなか行けないでいた。

平日11時の時点で30人弱の並び。
店内も小さいため、なかなか進みません。
タクシーで乗りつけてくる人や、ガラガラとスーツケース引いて来る人もいて、いやぁ、パン屋の域超えまくり。このコンセプトすごいなぁ。

パンの陳列、店内の装飾もさることながら、私がツボだったのは奥に見える厨房の風景

パリ…なの?

ここのパンを買うためには六本松に行き、30分は並ぶ覚悟で行かなくてはいけない。だから、もっともっとこのかわいい空間の写真を撮りたかった。
なのに、入店の時点でiPhoneの電池が2%しかなかった
財布は持ってなかった。
paypayで払おうと思ってたから。
なんてこったい。
paypay起動分の余力を残して撮影しなければいけない。
こんなとこでハラハラドキドキが待ってるなんて。
1時間前の自分に「充電!」と叫びたい。

オーブンがよく撮れたから、よしとしよう。
また来よう・・・。

パンについて書いてたら、またパンが食べたくなってきた。
今日はまた違うパン屋さんに挑戦するとしよう。


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