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ハンドボール初観戦:ジークスター東京対豊田合成ブルーファルコン(2022年2月13日)

 今日はラグビーでもサッカーでもなく、墨田総合体育館でハンドボール日本リーグのジークスター東京対豊田合成ブルーファルコン戦を観戦。

 ハンドボールは、東京五輪でテレビ観戦した後、いつか現地観戦したいと思っていたのだけれど、なかなか日程が合わず。ようやく今日になって見に行くことができた。


チケット取るまで・・・・

 冬の週末は、ラグビー行ったり、スキー行ったり、Jリーグが開幕すればフロンターレの試合に行ったりと忙しいのだが(笑)、この週末は3連休の上にラグビーリーグワンのDivision1の試合がなく、またJリーグはまだ開幕しておらず富士フイルムスーパーカップだけ。3連休だからスキー場は混んでいるに決まっているのでスキーに行く気もない。私は普段スーパーカップには行かないので、他のスポーツ見に行くには絶好のタイミングだった。

 そこでハンドボールを調べてみたらちょうど都内でジークスター東京対豊田合成ブルーファルコンの試合が。
 ハンドボールについては知識はほとんどないが、日本リーグの優勝争いの試合だった。調べてみたのが試合の4日前の9日。
 この時点でまだアリーナ席に空席があったので、行ってみよう、と思いつつ、娘が行きたがるかもしれない、と思ってその時点ではチケットを取らなかった。結局娘は「行かない」と言うことなので、1人分のチケットをとろうとおもったらなんと完売・・・。

 しかしその後、ホームチームのジークスター東京より自由席の追加販売のお知らせが。

 発売開始時刻は11日の12時。これはラグビーのサンゴリアスのFC先行販売と同時になる。そこがちょっと気がかりだったが問題なく両方取れた。

 ただ、自由席。撮影場所も確保したいので、開場時刻の10分前くらいに会場に行った。その時点でけっこう既に行列していたが、取りたい位置の最前列を確保。
 なんせインドアスポーツ。今日は外は雨だったが、屋内だったら試合開始を待つのもどうということはない。

 もちろんZ9を持参。撮りたかったのはゴールキーパーのシュートブロックと、反対サイドからのシュート。なのでこのあたりの席が取りたかった。

スリリングなナイスゲーム!

 最終スコアは32-31(前半14-15)でジークスターが勝利。前半はブルーファルコンが先行し、ジークスターが追いすがる展開。

 後半になって、主にカウンターからジークスターが連取して最大4点差。しかしその後でジークスターのパスミスが何回か起こり、ブルーファルコンがそこにつけ込んで加点。

 両キーパーの好守も試合を盛り上げた。

 クロスゲームのまま終盤を迎え、最後の数秒でブルーファルコンボールになるもボールをファンブルしてシュートにまで持ち込めず、最終的に1点差でタイムアップを迎えたスリリングな試合だった。

ハンドボールの戦術観察:オンザボールとオフザボール

 繰り返すが、ハンドボールの現地観戦は初めて。選手もよく知らないし、戦術も良くわからない。そのあたりがまっさらな状態での観戦というのも面白いもの。

 まずは戦術観察。スローオフ(フットボールで言うキックオフ。キックではないのでスローオフと言うことを今回初めて知りました(笑))から、ゆっくりと前進。
 守る側は、サッカーで言うハイプレスはかけずに、リトリートしてゴールエリアの周囲を6人で守る(以下戦術用語はサッカーの言葉を使う)。「ハイプレスかけないのか!?」と最初は思ったが、考えてみれば、手を使えるスポーツなので攻撃側からボールを奪うのは至難の業。
 ハイプレスをかけるとおそらく躱されて裏返されてそのままゴール前まで攻め込まれるので、まずリトリートして守ると言うのが合理的な選択なのだろう。

 なのでアタッキングサードのあたりまではディフェンスの妨害を受けずに前進ができる。

 問題はその後。リトリートしたディフェンスをどうやって崩すのか?このあたりがとても面白かった。
 ボールキャリアの動きとボールを持ってないプレイヤーのオフザボールの動きとショートパスを組み合わせてディフェンスを崩していく。

 ディフェンスはゾーンが基本なのだろうが、オフザボールの動きを無視するわけには行かないので少しずつ動かされる。

 そうなると瞬間的にフリーのプレイヤーができる。そのプレイヤーにパスしてボールを持たせ、シュート!と言うのが基本的な攻め方だった。

 1対1ではなかなか突破できるものではないし、ディフェンスを崩さずにパスを回してもシュートレンジには入れない。オフザボールの動きでスペースを作るのがキモなのだと思う。

 決定的なチャンスになるのは、相手のパスをカットしたターンオーバーの状況。この時は素早く相手ゴールまでボールを運び、キーパーとの1対1を仕留める。
 1対1でジークスターが勝利したこの試合。最終的に勝敗を分けたのは、終盤にブルーファルコンがカウンターから迎えた1対1の絶好機を、ジークスターのキーパー甲斐昭人が見事に防いだことだった。

Z9でハンドボールを撮る!

 撮影と言うことで考えると、ハンドボールの撮影はものすごく難しいと言うのが今日の感想。

 ハンドボールでは細かく動きながらショートパスを繰り返していくので、カメラを向けた瞬間に別の方向にボールがパスされてしまう。ボールを追っていてはまずいいショットは撮れない。
 とはいえ先読みも難しい。
 ただ、前述したとおり、オンザボールとオフザボールの動きを組み合わせてフリーのプレイヤーやスペースを作り、そこにボールを運んでいくのがハンドボールの戦術。

 だとすれば、動きを観察して、シュートエリアに入ってきた選手を狙えばいい。少し観察していると、シュートが多い選手も識別できるようになる。

 そうなると、全体の動きを見ながら、シュートを打ちそうな選手に合わせて撮ることができる。

 必要なのは両眼視。右目でファインダーを覗き、左目で全体を見る。あるいは左目でファインダーを覗き、右目で全体を見る。全体を見る方の目でパスワークやディフェンスの陣形を確認し、シュートが打てそうなスペースができたらそこに合わせてシャッターを切る。

 ここで助けられたのがZ9の顔認識AF。顔が向いているプレイヤーがいればそこを認識してピントを合わせてくれる。そうすると、ピントのことを気にしなくていい。全体を見ながら、構図だけに集中すればいい。これ、フォーカスポイント合わせながら撮るのはほぼ不可能だと思う。
 漫然とファインダーを向けてシャッターを切るのではなく、「撮りたいプレー」「撮りたいプレイヤー」というのをはっきりと決めて、そこから逆算して撮影を行わなければならない競技だ。スポーツ撮影の練習にはとてもいいかもしれない。

 なお、Z9は秒間120コマでの撮影が可能な「フレームキャプチャー」という機能がある。通常の連写速度は秒間20コマで、それでも十分に早いのだけれど、ハンドボールのシュートシーンなどを撮るにはそれでも足りないことがある。そこで後半の一部で、これを試してみた。

 これでなければ撮れないショットがいくつもあった。特にハンドボール撮影には非常に有効な機能だと思う。

もう一度行きたいが・・・。

 ナイスゲームだったと言うこともあり、とても面白く試合を見ることができた。個人的にはバスケットボールよりも面白かった。撮影も難しいが、チャレンジのしがいはある。もうシーズン終盤なのでリーグ戦はもう見に行けないのだが、プレーオフはなんとか見に行きたいと思っている。