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Humans of HLAB Vol.23 Mioko Fukuda

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あなたの「今」はどんなストーリーでできている?
Humans of HLABは、HLABの最大の魅力である「人」に焦点を当て、彼らが今大事にしている価値観やそれにまつわるストーリーを写真と共に発信していくプラットフォームです。Humans of New YorkというBrandon Stanton氏のプロジェクトをベースとし、インタビュアーの話を彼ら自身の語り方そのままにまとめ紹介していきます。

What makes you ‘who you are’ right now?
Humans of HLAB is a platform where it focuses on ‘people’ within the HLAB community to share their unique stories and perspectives - especially on what makes them who they are right now. The stories posted are based on the project, ‘Humans of New York’, which Brandon Stanton shares quotes and short stories from his interviewees in their tone of speaking, along with their portraits.

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「分かる人には分かっててほしい、『この人がいるからできた』って言われるくらい」
“I just want people to recognize my work, so that people notice that I was here.”

私は、昔は人と話す時に私の事どう思われるかを気にすることも多くて、少し打算的に考えながら人と関わっていたんだよね。それが自分を辛くしてるな、とどこかで感じつつも。だからこそ、せっかく環境が変わる留学中は自分の利益になるならない関係なく、どこでも行ってみて、誰とでも話してみようって。自分と違う人に出会って色々話してみようと思った。

私はずっと大都会で育ったし、慌ただしい生活をしてきた中で、同じような境遇の人と気が合うってずっと思っていた。でも、留学中に一番仲良かった友達はフランス人で田舎育ちの子だった.その子と関わる中で、国籍も育った環境が違っても、そこに上下は無いし、そもそも人って他人である以上自分とは違うから、「同じ」なのかどうかを比べること自体が無意味だなって感じたんだよね。そこから、みんな違うなら、自分も自分のままでいいんだなって思えるようになった。そんな出会いもあって留学生活は純粋に楽しかったし、気が楽だった。後から考えてみると、昔は気にしてた「他人とのレベル感」とかをもはや気にしてなかったからかなって思う。帰国してから周りには柔らかくなったね、とか言われることもあって嬉しかったりしたけど、意外と留学行く前に想像してたほど自分は変わってないって事にも気づいて。例えば、昔から好きな音楽とか絵を描く事とかは今でも変わらずに好きだし、きっちりしてる性格も変わらないと思う。留学に行ってすごく変わる人もいて自分も変わらなきゃと思ったけど、芯があるっていう意味で、無理に変わらなくてもそれはそれでいいんだなって思うようになったな。

あと私、良い意味でも悪い意味でも目標を結構高く設定しちゃうんだけど、その背景には、自分で何かをやるって決めた時には何か形ある物で跡を残したいって思いもあって。そこも変わらなかった。形に残してこそ、「私」がそれをやる意味があると思うし、今自分がやっている事に意味があるって思えるからこそ、続けていく支えになると思ってる。だからといって最終的に「みんな」に認めてもらいたいわけじゃないんだけど、分かる人には分かっててほしい。「この人がいるからできた」って言ってもらえるくらいにはね!

ーMioko Fukuda (HLAB TOKYO 2014 Participant / HLAB ONAGAWA 2020 JPS)
*JPS = Japan Side Mentor

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