Nano VCを知らずしてシリコンバレーを語るなかれ

シリコンバレーと言えば、ベンチャー・キャピタル(VC)の存在を知らぬ者はいないだろう。しかし、今だにセコイア・キャピタルやクライナー・パーキンスしか知らないようではシリコンバレーの本当の姿は分からない。リーン開発、リーンスタートアップの流れにより、投資もリーンとなり、ここ10年くらいで500社ほどの新興VCが立ち上がった。これらの$100 million以下のVCは「マイクロVC」と呼ばれており、スタートアップのアーリーステージでの資金調達で重要な役割を果たすようになってきた。

それが、最近ではさらに小さなVC($25 million以下)がたくさん立ち上がっており、それを 「ナノVC」と呼ぶ。ここ5年で600社以上生まれている。

私の会社では20社弱のナノVC及びマイクロVCに出資しているが、これらの投資先スタートアップは1000社以上になる。シリコンバレーで起きているトレンドを理解し、新しいビジネスチャンスをタイムリーに掴むことは、ナノVCへのアクセスなしには難しくなってきている。



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