経営戦略とデータ分析

 お題が大きな話になりましたが、経営戦略と言っても、どこの事業に注力するといった大枠が、会社として決まってくるという程度の定義です。

 機能部署のデータ分析関連部署の経営層としては、そういう経営戦略に関与しようとするけれど、それをそのまま現場のデータ分析者に落とされてしまうと、そもそも開発をかけるようなデータに関わる仕組みをExcel運用してしまっているため助けを求められたり、御用聞きになりすぎてしまう(あるいは、あまり必要とされてなかったりする)。目的や力の発揮の仕方など、きちんと経営層・マネージメント層で問題を課題に落として、適切に機能部署のチームに分担させないといけない。

 特に、メンバーが少ないチームだと、自分でその辺のマネージメントをしないといけなくなり、忙殺される中で判断が厳しい状態になります。

 改善策としては、経営戦略とデータ分析部門とのギャップ(できるところとできないところ)を埋めていくこと・整理することが当たり前だけど、非常に重要で、そのためにも、データ分析部門の方向性を定めないといけないと感じます。短期的には何が出来て、中長期的には何が出来てを、経営戦略に少し寄せつつ、自分たちの成果が出やすいところにきちんとリソースを割く、この辺のセンスというか数字を見る能力が大切なんだろうなと。

 おそらく、データ分析部門以外でも同じだと思うのですが、特に機能部署などKPIを持たない部署だとそういう課題があるのではないかと思います。

 また、データに関することは経営戦略の一部であって、データが戦略の中心にあることは少し違和感を感じ、戦略を実現するための道具の一つであると、するとたまに聞くデータ戦略という言葉も少し違う気がしてくる。データを戦略にすると、データが目的の様になってしまっていることがあり、違和感があります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?