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幼児教室に通い、半年で辞めた話

息子が生後6ヶ月~1歳1ヶ月までの半年間、幼児教室の「ベビーパーク」に通っていた。
基本的には楽しく通っていたが、いろいろ思うところがあって退室するに至ったので、そのことを書いていきたい。


通ったきっかけ

そもそも、私は幼児教室の「よ」の字も知らないような人間だったので、0歳や1歳で通う「教室」があるなんて思っていなかった。

ただ、自分自身は子どもの頃、お勉強も習い事も多い幼稚園に通い、そこそこ楽しく過ごしてきた。その後はなんだかんだ高偏差値の学校に進学しているので、子どもの頃からの学びは大切なのかな?と、ぼんやりと考えてはいた。

そんな折り、大規模なママ向けイベントに参加することがあった。
そこにブースを出展していたのが「ベビーパーク」だった。
話を聞くと「2ヶ月授業料無料キャンペーン」をしているとのことだったので、それなら、と体験に行くことにした。

体験

体験レッスンは、
オンラインでの講習→教室でのレッスン
の順だった。

オンラインでは、脳の成長や、乳幼児期の発達などを科学的に説明された。
教室では、実際のレッスンの様子を体験した。

正直「子どものためになることをしたいけど、幼児教育というふわっとしたものに対しては猜疑心があった」ものの、体験を通して「意外とちゃんとしてるやん」と感じ、入室するに至った。

しかし、結果として半年で辞めた理由について、通っていて感じた良かった点、気になった点から述べていきたい。
※子供が通っていたクラス(Aクラス→Bクラス)の話。

良かったこと

子供が楽しそう

とにかく一番はこれで、レッスンの間、息子はずっと楽しそうにしていた。
教室は子どもたちが動き回れるようになっているので、ハイハイ→つかまり立ちで動けるようになると、色々なところに探索に出掛けていた。

この頃は、まだまだ普段から表情の変化が少ないものの、教室内では確実に楽しそうにきゃっきゃと声をあげていた。

育児相談ができた

ベビーパークでは、レッスンの最初に「マザーリング」という、育児の勉強会があった。
私が通っていた教室では、先生があるトピックについてテキストを使って説明→翌週その内容についての実践報告や討論、という流れだった。
例えば、家での語りかけについて、「こうしてみよう」とテーマが与えられ、翌週各自の家での取組を発表という感じだった。同じクラスにいるのは皆月齢の近い子なので、それぞれの家庭の話を聞けるのが良かった。

追加購入はない

こういった「お教室」に通うと、その教室独自の教材をどどーんと買わされるイメージだったけれど、全くそんなことはなかった
レッスンで使う教材は、市販の物や100均で手作りできるものだった。

気になった点

先生の質

最初に言っておくと、息子の担任の先生はとてもいい人だった。赤ちゃん大好きな気のいいオバチャン、という感じで、いつもニコニコして、周りの子どもたちに目を配っていた。

ただ、ずっと疑問だったのが
幼児教室の先生ってつまり何者
ということ。

保育園の先生なら保育士、幼稚園の先生なら幼稚園教諭の資格を持っている中で、「お教室の先生」って一体何者で、私たちは誰に相談しているんだ、という感覚はずっとあった。(これはどこの教室でも言えることだけど。)

月謝が高い

まあこれも調べたところ、他の幼児教室でも同じくらいだったけれど、月謝が高い
月額18,000円くらい。
幼児期にやる他の習い事(音楽とかスポーツとか)に比べたら遥かに高い。

が、どうやら周りのママはたぶんそれくらい払っても平気なんだろうな、という方々が多かった。(高そうな服着たり高そうな車に乗っていたり。)

そのわりに内容は……

子どもが通っていたのが低年齢ということもあるだろうけれど、正直、これは教室でやらなくてもできると思う内容が多かった。
ねんねの時期はベビーマッサージやわらべうたが中心で、これは児童館や支援センターでも教えてもらえる。
読み聞かせは図書館で。
うたは自宅で。

また、お座りができる頃にはクレヨンを使ってお絵かきしたりパズルをしたりした。最初は当然何もできず、ひたすら親がやるので、これって発達に合った内容というより、ただ先取りしているだけでは……?と感じた。

アクティビティも前述したように、市販の知育玩具や100均の手作りおもちゃなので、ネットを探せば作り方や遊び方が出てくる。

また、この頃からインスタで情報収集を始め、育児本も読むようになっていたので、マザーリングの内容は、正直知っていることばかりになっていた。

振替が不便

振替は月に1回しかできない
子どもの体調不良は往々にして長引くことが多いので、月2回以上休んでしまうと、月謝をドブに捨てたことになる。

まとめ

簡単にまとめると「そこそこ役には立ったけど、高い月謝を払ってまで行くほどには思えなかった」ということである。

継続を悩んでいたときに、息子のチャイルドシート拒否が始まり、毎回時間に追われながら、泣き叫ぶ息子を車に押し込んだときに
「よし、辞めよう」
と決意した。

退室してからは、支援センターや児童館で遊びつつ、知育的な取り組みは家庭内で行っている。

歩けるようになってからは、とにかく外遊び、お散歩が第一なので、今は知育は控え目になっている。
子どもの興味に合わせて、やったりやらなかったり。「お金払ってる」という焦りがないので、のんびり取り組んでいきたい。

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