見出し画像

夢を見るのは人だけ

子どもが今週末までは夏休みなので、とにかく時間がない!!

どうもこんばんは、火曜日のnote更新です。

お盆にディズニーシーに行ってきた。この一年で少なくとも4回はシーに行ってるんだからいい加減にしとけよと自分でも思うが、観たかったんです、ビリーヴを…。

”もう一度夢を信じてみて…♩”などと言われると"しゃらくせえっっっ!"と思ってしまう私だが、実際ビリーヴを観てみると、事前にホームページを見た時の印象とはかなり違った。

ショーの終盤、ばんばか上がる花火を見上げながら、"夢は叶うことよりも、願うことのほうが尊いんだ…"と思った。この世の中、実際叶った夢よりも叶わなかった夢のほうがよほど多い。ディズニーにありがちなエンディングであるハッピリーエバーアフターは御伽噺だからそうなっているだけであって、大抵の夢は叶わぬまま消えていくのだ。

”もう一度夢をを信じてみて…♩”などと言われると"しゃらくせえっっ!"と思うような人間こと私がどうしてビリーヴを観たかったかというと、おそらく半年くらい前、ミラコスタ(シーの園内にあるホテル)に泊まった時に偶然、部屋からリハーサルの風景が見えたからだ。

園内から客が消えた深夜、静かなシーの光景でも見るかあ…と思ってそっとカーテンを開けたら、ホテルの目の前の港で花火が上がり、突然リハーサルが始まった。ミラコスタに泊まるとそういうこともあるというのは知ってはいたが、目にしたのは初めてだった。

花火が上がるたび、港に立つリハーサルスタッフの姿が照らし出された。遠くから見る彼ら彼女らは、目の前の光景にはしゃぐこともなく、淡々とリハーサルの出来について話し合っているようだった。

煌びやかで素敵なディズニーのショーの裏に、地道な深夜のリハーサルがあった。ショーに関わるスタッフの数を想像すると、気が遠くなる。いったい何人の人間が、このショーを成功させるために力を貸したのだろう。

そもそもディズニーという場所自体が、"この世の中に夢のような場所があったらいいね…"という願いの集合体だと私は思っている。
この世はクソである。そんなことは誰でも知っている。それでも全力で、夢のような場所という虚構を成立させようとする気概に、私はディズニーに行くたびにグッと来てしまう。

ディズニーキャラクターたちが現実に立ち向かい、強く何かを願ってそれを叶える姿に、ビリーヴを観る私たちは感動する。御伽噺だから夢は叶う。ハッピーエンドは誰だって好きだ。しかし、この世の様々な嫌なところから目を背けつつ生きていくこともできるのに、何かを変えたいと強く願ってしまう無鉄砲さそのものが私は一番好きなのだなあと、そしてそれは仮にハッピーエンドに辿り着けなくても尊い人間の性質なのだと、ビリーヴを観てそんなことを思いました。

あとはランドのスプラッシュマウンテンに数年ぶりに乗ったりしました。私はランドの三大マウンテンだとビッグサンダーマウンテンが好きで、スペースマウンテンは暗くてなんかよくわかんないからあまり好きじゃないし、スプラッシュマウンテンは途中で減速するのが嫌(ジェットコースターはずっとびゅんびゅん振り回される方が好き)なんだけれど、夏限定でびっしょびしょになる仕様になっていたので乗りました。

一番最後の落下のところで”キャー!!”って思いっきり叫んだら口の中に思いっきり水が入るくらいびしょびしょになってしまった。恐怖も吹き飛ぶくらいの水をかけてもらえます。

次にディズニーに行くのは4歳児が好きなアナ雪とラプンツェルのエリアことファンタジースプリングスが完成する来年の春かなあ。楽しみです。

Big Love…