⑪ラファエロ・サンツィオ　1483-1520「椅子の聖母」

【ルネサンス】イタリア　板・油彩　フィレンツェ、ピッティ美術館

◆トンド（円形画）に描かれた聖母子像。ラファエロは「聖母子の画家」ともよばれるほど、数多くの作品を描いた
◆宮廷画家だった父親のもとにうまれ、幼いころから工房でデッザンを学ぶ
◆11歳の時に父を亡くしペルジーノ工房にて徒弟奉公を始める。弟子として住み込みで親方の作品を手伝ったりしながら弱冠17歳にして親方の資格を得る
◆より高度な作品を描くためフィレンツェへ。そこでレオナルドとミケランジェロの活躍を知り二人の作品から多くを学んだ
◆病のため37歳でこの世を去る

「アテネの学堂」

【ルネサンス】イタリア　壁画　ローマ、ヴァティカン宮殿・署名の間

◆完璧な遠近法で描かれただまし絵の壁画◆向かって右側がアリストテレス左側がレオナルドをモデルとしたプラトン。肘をついて瞑想しているのはミケランジェロをもでるとしたヘラクレイトス。画面上部の両脇にある2体の彫刻はミネルヴァ（右）とアポロン（左）。ネオ・プラトニスム（一神教であるキリスト教を、多神教である古代ギリシャ・ローマの文化の融合）の思想が表現されている◆