㊾ギュスターヴ・クールベ1819-1877

【写実主義】フランス　
◆「目に見えるものしか描かない」「わたしに天使を描けというなら、天使を見せてくれ」
◆労働者や農民の生活、自然の姿を忠実に表現
◆地味で暗い作風はなかなか認められなかったが、ボードレール（詩人・美術評論家）はクールベの写実主義を新しい考え方として評価

「水浴の女」

モンペリエ（フランス）、ファーブル美術館

◆保守的なサロンでは大不評
◆この作品をみてナポレオンは「醜い」と酷評
◆大変な自信家だったクールベはどんな不評にも反発した

「画家のアトリエ」

パリ　オルセー美術館

◆この作品には別のタイトルがある
「わが芸術的生活の7年におよぶ一時期を定義する現実的寓意画」
◆クールベ自身を取り巻く社会自体を描いた作品
◆右側にはボードレールや美術愛好家などクールベを理解した友人、仲間が描かれている
◆左側には貧困、悲惨さなどを描き、社会を描いた寓意画
◆フランスのオルナンで制作