㉕アンニーバレ・カラッチ

【バロック】イタリア
◆カラヴァッジョとほぼ同時期に活躍した画家一族。（イタリア・バロックの中心的存在）アンニーバレが中心となり、兄のアゴスティーノ、従兄のルドヴィコとの3人で「ボローニャ派」という画派を形成。ローマの画壇を支配した。
◆1585年頃ボローニャにアカデミア・デリ・インカミナーティという画学校を設立した。

「豆食う男」

ローマ、コロンナ美術館

◆当時はありえない平凡な男の絵
◆宗教的、寓意的な意味合いはない作品。このころは教会が最大のパトロンだったため注文される絵画は宗教のみ。そんな時代にカラッチの作品は革新的だった

「バッカスとアリアドネの勝利」ファルネーゼ天井画より

ローマ、ファルネーゼ宮殿

◆半円筒状の天井一面に装飾
◆神話を主題とした壮大な世界　カラッチの代表作にして最高傑作
◆古典的な部分もマニエリスム的部分ももちあわせた様式