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東京23区に73か所!すべての富士塚をめぐる挑戦 [6]下練馬富士(浅間神社)

さて、前回の江古田富士から歩いていくことになりました下練馬富士。

江古田富士から下練馬富士までは3.5㎞とのこと。

娘はランや自転車で出かけるのが好きで20㎞30㎞くらいは「近く」なんて言う人だから3.5なんて軽い軽いという感覚のようですが、

いやいや3.5㎞歩くには
わたしにはなかなかの距離ではないだろうか…

この日はまだまだ残暑も厳しい日で、セブンイレブンでスムージーをみつけ、飲みながら歩きました。

どれもおいしそうでいつも迷ってしまうけど
今日はマンゴーにしましたyo~!

途中にこんな場所を発見しました!
四国八十八か所霊場?

調べてみましたら・・・
御府内八十八か所という、四国八十八か所霊場(四国霊場)の東京版お遍路コースがあるそうなのです!
弘法大師空海ゆかりのお寺をめぐる、四国のお遍路さんが東京にもあるんですね!しらなかった!

四国八十八か所のお遍路を模して1755年頃までに開創されたのだそうです。御府内とは江戸城を中心とした品川、四ツ谷、板橋、千住、深川の内側の地域で、現在はお寺の移転などで範囲が広がっているそうですが、ほぼ23区内にあるようです。




歩いている時、下の写真のような、「橋の跡」というような表示がずーっとあったんです。最初は何とも思っていなかったのですが、次々出てきて続くのと、すべて違う名前(だったとおもうんです)だったので、途中からちょっと写真にとりました。このあたりがずっと川だったってことなのかなあ?
またまた昔の切絵図がみたいわあ~

練馬区はあまり来たことがなかったこともあり、
全然わかりません。
もしどなたかご存知でしたら教えてくださーい💖




あ?あれなんだろうあれなんだろう!

マスクをしていらっしゃる!

おお!これも富士講に関係あるものみたいだよ!と興奮する私。娘はもともと興味がないので、ふうーんよかったねという感じです。

歩いてくるとこんな発見に遭遇できで楽しいですね!

ここにある東高野山道標は練馬区高野台3丁目にある長命寺への道しるべとありますが、長命寺は慶長18年(1613年)にたてられ、江戸時代から「東の高野山」として関東地方でも有数の霊場として広く人々から信仰を得ていたお寺だそうです。

今スマホで長命寺を調べて写真をみてみましたら、とても立派な建物や石像がたくさんあり、広い敷地!南門は特に素敵で行ってみたいなあと思いました!
御府内八十八か所霊場の17番でもあるようです。

また、この大山道は江古田富士のところでご紹介させていただきました大山詣に行く道であり、富士山同様当時に人々にとても人気があり、皆がこぞって出かけたお山でした。

ここをずっと歩いて行ったのですよね?
ひゃー。わたしが3.5キロ歩けるかと言っていたことが
はずかしいー😨💦 


落語「大山詣り」や北斎の版画にもでてくる歴史のある道とのこと。大山の山開きの間、夜通し歩く人のために常夜灯をともしたり日照りの時に大山に雨ごいにでかける風習などが少し前までのこっていたそうです。


葛飾北斎「相洲大山ろうべんの滝」

大山は何度か子供たちが幼かった頃一緒に登った山で、おみやげに独楽(こま)を買ったりしてとても楽しかった思い出の山です。
江戸時代に大人気だったなんて知りませんでした。
また行きたくなりました。




さてさて、ここからすこし商店街にはいったところに今日の主役の富士塚があります!
まずは扁額を拝見!

扁額とは、神社仏閣で拝殿や鳥居の上部に掲げられている
額のことです。
神社では社額ともよばれているそうです。

扁額には「富士嶽神社」と書いてあります。
富士嶽神社とは、北口本宮富士浅間神社が明治の頃に名乗っていた神社名だそう。今でも境内の隋神門には富士嶽と書かれた扁額が残っているそうです。周りの装飾は富士山が取り入れられています。(逆光とてもみにくいですね。ごめんなさい)


旧川越街道沿いにある富士塚なんですねえ。
旧川越街道というのがまたよくわかっていないため、ちょっと調べてみました。

ああほんと、下練馬しっかりはいっていますねー!

江戸日本橋から中山道を進み、江戸四宿(内藤新宿<甲州街道>、板橋宿<中山道>、千住宿<日光街道と奥州街道>、品川宿<東海道>)の一つ板橋宿の平尾追分で分岐して川越城下へ。
伊能忠敬「大日本沿海與地全図」では実測、10里34里33間半(約43キロ)だったそうです。


伊能忠敬さん!
この方も興味深いお仕事をされましたよねえ!


右が本堂でひだりがわに富士塚の入り口になる鳥居がみえますね
あ!あれが富士塚だあ!みえるみえる!

敷地はこじんまりしていましたが、
富士塚はりっぱでキレイに整備されています。


こちらの扁額には「浅間神社」とかかれています。



「下練馬の富士塚」だなんて、大事にされているんですねえ!富士塚さん。
植木なども手入れが行き届いていて、うつくしいなあ。

この富士塚は明治5年と昭和2年に修復工事をされたそうです
現在も町会の有志により7月1日に山開きが行われているとのこと

ジグザグに登っていくのですねえ。

このお猿さんたちを見逃してしまいました。
残念ですー


丸吉講の印があります
長谷川角行のお姿が。
なかなかに険しい山道
ボク石もたくさんつかわれていますね
烏帽子の岩ですね!白っぽい石でめだちました。
小御嶽神社
ここは五合目ですね。
お酒がお供えされていました
山頂の奥宮です
昔からそのままのという感じで歴史をかんじさせる石像ですね


山頂からの眺めです。
なかなかに高さがありますよね。高さは5mあるそうです。

こうやって上から見ていたら何人もの方がお参りに訪れ、
しかも富士塚には登られないという方が多く、そうなんだあ。と、なんだかまた知らない世界を知ったような気がいたしました。

地元の皆様に愛されている神社なのですね。
富士塚はそんなにたびたびのぼらなくてもいいですかもね(^ω^)


山頂にはこんなプレートが!
うふふ。なんだか現代風ですが、不思議と富士塚の雰囲気に溶け込んでいます。素敵です。

標高37,76mとかいてありますね。
このあたりは練馬区北町2丁目といいまして、標高31m ̄32mほどあるとのこと。これに塚の高さ約5メートルをたすと、このくらいの数字になりますね。


さて、さっきの道とは違う道から下山してみようとおもいます。
というのも、天狗に会いたかったのです~!

しっかりしたつくりでお顔もはっきりした天狗さんたち


この富士塚から少し歩いたら東武練馬駅にたどりつきました。

そこになんとサリーちゃんが!
サリーちゃんをご存知なかた~!はーい\(^o^)/
テレビでたくさんみましたあ~
あれ?でもここに昭和41年から昭和43年に放映ってかいてありますね。
私がみたのはもう少しあとです。再放送だったってことかなあ。

あの頃は魔法だとか魔女だとかがアニメに
たくさんでてきたなあ!



ホームの自動販売機を何気なくみたら…
おお!今話題のヤクルト1000がこんなに!
このヤクルト大人気ですね。
会社にくるヤクルトさんは「お一人様ひとつでおねがいしますー」と申し訳なさそうにいつもおっしゃります。

今話題のヤクルト1000が
こんなところで買えるなんてー!


練馬区の富士塚はあと大泉富士がありまして、ここは高さも大きさもたっぷりある本格的なお山なのだとか!
楽しみです!







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