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社会人復帰前日に親知らずを抜く女

本格的に働こう!と思って無職を辞める前日、わたしは右上の親知らずを抜いた。以前左上の親知らずを抜いた際に腫れなかった経験からの英断である。

だいたい、そんな大切な日に親知らずを抜く女などわたしくらいだと思う。でも、どうしても抜きたい理由があった。

「新しい職場で作ってもらう保険証が届くまで親知らずをこのままにしておくのは無理だ」というとても強い思いがあったのだ。保険証の切り替えの間は、医療費は全額負担だ。しかも、還付請求は自分でやらないといけない。そんなめんどくさいことをしたくはない!と思った。(なんという理由!!!)

しかし、期間が限られていることで逆に決心がつき、日程もパッパと決めて進むことができた。そこに関しては自分の行動力を褒めたいし、歯医者が予約できてよかったと思う。

3割負担ってやっぱりありがたいし、よく分からない手続きはできるだけ省略したいと思ってしまった。だからこそ、この決断になったのだが、いかんせん急に抜歯を決めた妻に「…え?」とぴかはうなっていた。

抜歯は左を抜いた医者よりもはるかに上手く、麻酔も少しで痛みもなく本当に嬉しい限りである。
次回、また親知らずを抜くことがある時にはぜひともまたお願いしたいものである。

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