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スライドで授業する世界史

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2019年7月の記事一覧

3.メソポタミア文明のはなし。

①系統不明の謎の民族の出現。赤い囲いはオリエントと呼ばれる世界。 その中で、「複数の川の間」という意味のメソポタミア。上がチグリス川で下がユーフラテス川。ここでも小さな都市国家ができた。住み着いた人々をシュメール人という。 このシュメール人、どの民族か分かっていない。セム系の地域なのだが、実は違うのだ。彼らはウル、ウルク、ラガシュなどの都市国家に住んでおり、ここのトップは王ではなく神官だった。 彼らは日干しレンガで聖塔(ジッグラト)を作った。日干しレンガなので今は存

2.古代エジプトのはなし。

①定住の始まり&エジプトの統一。 今から約7000年前ー。  ナイル川の氾濫がエチオピアからの栄養豊富な土を運んできた。ハム系の人々は川の近くで農耕をはじめ、定住した。集落の名はノモス(都市国家)といった。不作の集落は食料を求め、周辺の集落を襲った。繰り返していくうちに、やがておおきな集落が出現した。 ナイル川の上流にあるのが上エジプト。 ナイル川の下流にあるのが下エジプト。 上エジプトのメネス王が下エジプトを征服し、メンフィスに都を開いた。 紀元前約3000年から

⒈〜民族の起源〜

①セム系民族・・・セムって? ・神は世界を7日間で創造した(天地創造)。その際に、アダムとイヴをつくられた。しかし、二人は神から食べることを禁じられていた禁断の果実を食べてしまい楽園から追放されてしまった。二人は地上で子供を産んだ。10番目の子孫の名をノアという。 ノアの時代は地上に悪が満ちていた…。神は怒り、おごり高ぶった浅ましい人間を滅ぼそうと決めた。 「ノアよ。船を作れ。」 ノアはどこからか聞こえる謎の声をなぜか信じ、船を作って動物たちを乗せて準備を行った。する