僕がキングダムで一番好きな登場人物は、麃公将軍です。

本能型の極みにある将軍として、めちゃくちゃ強い存在として描かれています。戦い方はワイルドすぎて僕には真似できないですが、本能で戦局を嗅ぎ取って、相手を揺さぶり、勝利に導く戦い方が、本当にかっこよくてめっちゃ好きです。

完璧に隙きがない相手でも、様々なジャブを打って相手が揺らぐ部分を見つけ、そこを食い破っていきます。

今回はその揺らぎに関して書いていきたいと思っています。

キングダムから話が大きく変わって、数年前、お付き合いしていた女性がいました。いわゆるメンヘラな方でした。

そういう属性の人と付き合うどころか、関わることが今までなかったので、本当にいろんなことがありました。

喧嘩になったら泣き叫ぶ、別れを切り出したら絶叫する、リストカットする、オーバードーズする、、、

などなど。今となっては学ぶことが多かったですし、反省も多いです。ただ、渦中にいるときはむちゃくちゃでした。

とにかく僕のキャパを超えることを次々に起こしていくので、そのたびに僕は慌てて謝って別れを取り消したり、深夜にタクシーで相手の家に行ったりしてしまっていました。

いっそ、自殺してくれたら楽だと思いましたし、急に家に来て殺されるかもしれないとも本気で思いました。

この状況をなんとか打破しないといけないと思い、友人に精神科のドクターがいるので相談させてもらったり、本を読んで対処法を学びました。

結論、ドクターも本も同じことを言っていて、

「毅然とした態度で相手に翻弄されないことが大事」

ということでした。

その教訓を学んだこともありますし、毎日ジェットコースターのような感情に対面していたので、徐々に感覚が麻痺してきたこともあり、お付き合いしていた後半は包丁を突きつけられようが、泣き叫ばれようが、すべて無感情で寝ることができるくらいまで強くなれました。

その結果、無事に別れることができました。

やはり、こちらが揺れずに、毅然とした態度で対応したことが、相手も徐々に諦められるようになったと思いますし、毅然とした態度がいい流れを生んだんだと思います。（相手は次の依存先を見つけたらしく、今はなんの音沙汰も有りません。）

揺らがないことが大事。

再び話は変わり、今、僕の会社内で揺らぎが起きています。

長年勤めていた課長が辞めることになり、周りの社員が「その人が辞めて大丈夫なのか？」と心配し出したのです。

会社としては、その人が辞めてよかったと思っています。

なぜなら、その人は自分流のやり方を突き通して会社の方針に合わないことが多いし、給与に見合った働きをしていない。僕が会社を変えようとしてもまず否定してくるし、とにかく扱いづらい部下だったためです。

昨年の僕の入社から、本当にとにかく何十個と、僕の改革を阻止してきました。始めこそ僕も対抗して喧嘩みたいになったりもしましたが、

たとえ良い変化であっても変化をもたらすことは、今までのやり方が良いと考えている人にとってはネガティブなことで、しんどい思いをすることになります。

めんどくさい相手であっても、今まで会社を支えてきてくれた人であり、今後数年も働かない人に、「今後の会社を良くするためにこうしてくれ！！！」と強く言うのも微妙かなと思い、改革を止めていました。

その人は来年で65歳になるので、あと半年くらいの我慢だなと思っていましたが、自ら退職願いを書いて持ってきてくれました。

特に引き止めず普通に受理しようとした矢先に、社員からの心配の声が出てきたという感じです。

その社員も、その人がいなくなっても大きな問題は出ないことは目に見えているのに、ただ漠然と思考もなしに心配してるだけです。

もしその人にくっついて辞める人がいたら、それでいいと思っています。

揺れている社員は、その人が辞めることによって、自分の役割が増えることを悲観的に考えているだけとしか思えないし、「おれは考えてるんだぞ」アピールをしているだけです。（深い考えもなしに。）

この揺らぎはすぐに落ち着くと思うので、社内のコミュニケーションを増やして乗り切る所存ですが、周りに僕の揺らぎを見せてはいけない中で、どうしても吐き出したい思いが強かったので、ここに書かせてもらいました。

これから大改革の始まりです。

出る杭は打たれる。

成功者へのネガティブな嫉妬。

老害。

全員駆逐して、絶対に日本を良くします。突っ走っていれば応援してくれる人もいるはず。がんばります。

絶対に揺れずに乗り切ってみせます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。