「真なるものを実体(Substanz)としてではなく、同様に主体(Subjekt)として把捉し、表現すること」(加藤 1983,35)という一文およびそれに関する一連の記述のことである。しかし、既述の如くこの「実体=主体」論は、それ自身十分に検討されるべき問題を含んでいる。