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TEENAGE DREAMS

僕の見ている空は何色なのだろう。

知るか!と思うのか、
一緒に何色なのか考えるのか、
それとも…

Twitter上で
ついつい(←Twitterにかけているわけではない)呟いてしまったのですが
年明けから母親が検査入院しておりまして
2月中旬か下旬には退院すると聞いていたので
ニャニャニャが終わったら会いに行くかなと思っていたのですが
全然沙汰が無い。
母親にメールをしても「点滴が取れない」とか
「家に帰りたい」という返信しか来ず、
父親に連絡しても「おおう、励ましのメールしてやって!!」
しか言わないので
イヤ、ネーホーはいつ退院できるのか教えてほしいだけ…
ちなみに父親のメールは
カラフルなビックリマークやいわゆる😊←こういう顔文字を多用した
オヤジメールで
ああ、父親ってマジでオヤジメールするのだなと
毎回返信が来るたびに感心しておりましたが
肝心なことは全然言わないのね、父親って。もう、プンプン!
年明けから2月3月の時点だと面会も出来ないので
大丈夫なのだろうけど大丈夫ではないのだよな
と言う日を過ごしていたのですが
3月末にようやく退院したので会ってきました。
部屋の照明が壊れたままと言うことで
骨が戻るタイミングで届くように照明を注文し、
実家に戻った骨は
母親を抱きしめ、父親にお疲れさまと言い、
部屋の照明を付け替えました。
明かりが灯った時に「うわー明るいー」って喜ぶ母親を直視できなかった。
久しぶりに明かりが灯った部屋に喜ぶんでないよ!泪
両親ともに生きております。
母親は身体的に元気ではないのだろうけれども
何か元気だった、良かった。
家族って家族だからメッチャ疎遠になってしまうのですが
骨はなんだかんだで愛してるんだぜ?
父親と母親が同時に別々の話を骨にしてきても。
無論、話の内容は全く入ってこない。
でも愛してるんだぜ?

その日は泊まり、翌日帰宅。
回り道をしてBUCK-TICK推しがハンパねぇと噂のタワーレコードへ。
本当に帰ってくるたびに実家の周りは変わっている。
駅前はとりあえず飲み屋だらけになっていた。
多分ネーホーは行かないのだろうけれども。

今回のTOP画像にしている
骨が敬愛するバンドの一つ、AA=こと上田剛士の
カバーアルバム「TEENAGE DREAMS」を買いに。
いや、ネット注文でも良かったのですが
ボーナストラックが付く初回盤は
初回限定盤なのかソレとも初回出荷分なのか知りたくて
お店で手に取りたかったのです。
と思ったら骨の移動範囲のタワーレコードは閉店しているし
HMVがあると思って行ったならば
お値段高めの中古アナログレコード屋だったし
ディスクユニオンではどうやら取り扱いがないようだし
新宿に出る用事もないしで
2023年はCD屋でCDが買えない時代なのだな…と思わされた。
サブスクも出ているけれども!何かCD欲しいのよね、ネーホー。

閑話休題。
BUCK-TICK推しの激しいタワーレコードは
ジャニーズとK-POPとアニソンとR&Bが四方を囲んでいて
洋楽が少ない!というか邦楽すら少ない!
という品揃えのなか突然のBUCK-TICKコーナー。
唐突過ぎてニヤニヤしてしまったのですが
メムバー直筆サインがあったり、BUCK-TICKのオフィシャルサイトで
地元群馬とここのタワーレコードだけで新譜の特別展開をするという
アナウンスがあるなど、公式に認められるほどのタワレコだった…

否、それよりもお目当ての上田剛士カバーアルバムを探さねば

探さねば

見当たらない

あ行…AA=のコーナーが無いのけ!
うえだうえだ…無い。

あ、マッドカプセルマーケッツのコーナーがあったりするのかな!

ま行…マッドカプセルのコーナーが…無いだと…!!!!????

でもインターネットで在庫ありって確認したのだよなあと
邦楽コーナーのあ行から上から下まで、左から右まで
まんべんなく探して探して探して3周くらい廻っても無い。
無いのけ…新宿に行くかね…
思い切ってジャニーズ→K-POP→アニソン→R&Bと四方も確認。
奥にイベントスペースがあるのか、そうか。
新宿に行くかね…とふと目に留まった試聴機に

上田剛士カバーアルバムがあるじゃねぇか…!!!!
ようやく現物を手に。
そうか、ボーナストラックは初回限定盤にだけ収録なのか。
確認を終えたネーホー、初回限定盤を手にレジへ。
結局店内を5周くらい廻ったからチョッと汗ばんでんよ、恥ずい。
回り道からの新宿への寄り道を回避したネーホー、
別の買い物も済ませ帰宅。

さぁ、いよいよ…TEENAGE DREAMSを…聴きますよ…!!!!

…泪

原曲を知っているからこそ面白い、原曲を知っていなくてもおススメ
ただ単純にカバーしている人自体が格好良いみたいな
作品はまあまああると思うのですが

これ、TEENAGE DREAMS。


メッッッッッッッッッ

…ッッッッッッッッッ…


…ッッッッッッッッッッッッッッッッッッ…

ッッッッッッッッッチャええやん!

ええやんとか言ったらあかん!


とても素晴らしい。
結論から言って
(性質は違うのですが)徳永英明の
一番最初の「VOCALIST」を聴いて以来の素晴らしいカバーアルバム。

80年代の日本インディーズ・パンク、
メジャーアーティストの曲、海外のオリジナルパンク、
骨は収録曲のほとんどを知っているのですが
リアルタイムで聴いてきていない分、
「この曲はこんなんじゃない!!!!」と言う先入観が無かったから
素晴らしく聴こえるのか、というとソウ言うワケではない。
本人がインタビューで言っている通り
選曲基準が愛溢れているから素晴らしい。
3回立て続けに聴いて「うわあ…」つって骨は原曲を聴き漁っているもの。
で原曲を聴いて「うわあ…」つって、また本作に戻って泣く。
あえてタケちゃんと呼びますが
タケちゃんのボーカルが本当にエイジレスなのでソレだけで泣く。
ボーカルにエフェクトをかけまくっても
原曲のメロディのポップさ、切なさをメッチャ引き出していて
本当に良い。
あと、メッチャバンドサウンドなのですよね。
マッドカプセルみたい~って喜んでいる方もきっといることでしょう。

PVが公開されているコチラ。
原曲を一回でも聴いたことがあるという方は必見。マジ泣く。

正直に言って
カバーアルバムと言うものに期待をしていないのですよ、骨は。
ただこのカバーアルバムは本当マジで。何だコレ。
あぶらだこをここまでポップとして昇華している人はいないだろう。
と思ってから原曲聴くとメッチャ格好良いという。
コレは本当に名盤です、タケちゃんマジ愛してる。
ジャケットが表すように
貸しレコード屋でお目当てのレコードをレンタルしてダビングして
ウォークマンで聴く。
ウォークマンの再生ボタンを押せば普段の帰り道が
自分だけの世界になる。本当にソウ思う。
ラジカセで聴いても凄く良いのですが、
このアルバムはウォークマンやポータブルカセットでなくて良い。
iTunesなどに入れて
出来れば有線のイヤホーンで聴くことを強くお勧めします。
甘酸っぱいとかセンチメンタルとかではないのかもしれないけれども
サブスクリプションがメインの
現代の聴き方ではないのかもしれないけれども。
音楽を消費するのではなく、音楽を消化して昇華してほしい。
現代を生きる少年少女たちが
たまたまこのアルバムを手にして
何だか分からないけれども感動して
大事に大事に聴いてくれることがあったら何だか嬉しい。

あと骨的に
初回限定盤のブックレットに掲載されているインタビューで
日本のハードコアとか色々レンタルしてきた中で
とあるバンドだけは全然理解できなかったと言っていたのが
ちょっと笑った。
イヤ、あの当時のあのバンドは分からないよな!つって。

meDag.は2022年から敢えてのCDでしか作品を出さないと決めていて
やっぱしCDしか出さないのってリスキーかもなと
ちょっと弱気になっていたのですが
この作品を聴いてCD最高じゃんとやっぱし思っています。
良いmeDag.を作るぞ。コレからも。

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