まだ歯が痛かった話

これの続きの話。続かなくて良かったのに…

GWも終わりに近づいた5/5、ものすごく歯が痛くなって夜中に号泣した。
その次の日に開いている歯医者を見つけたので半泣きになりながら飛び込み、治療してもらった。

そこまではよかった。実際に痛みも引いていた。
治療自体は10分程で終わり、抗生物質と痛み止めも貰った。
その後は特に不快に思うようなこともなく日々を過ごしていた。

しかし、私の口腔内の平和は長くは続いてはくれなかった。

歯医者に行って治療をしてもらった一週間後くらいだろうか、治療した歯の下の歯茎に違和感を感じ始めた。
(なんか喋りづらいし若干腫れてる?)
その程度の違和感だった。
これくらいだったらそのうち治るだろうと生まれ持った面倒くさがりを発揮し、歯医者に行けと至極当然なことを言う理性を無視した。

それからさらに一週間後、口腔内の違和感は消えるどころか増していた。
歯茎の腫れは無視できないほどになり、夜になるとずきずきと痛み出した。
市販のロキソニンをキメて眠りにつくことが多くなった。
痛みは勢力を増していき、たまにあごの骨まで痛むこともあった。
痛くない時でも腫れが邪魔で舌がうまく動かせず、活舌が悪くなった。

こいつはヤヴァイ。
歯医者に行ったのにこの痛みはきっとヤヴァイ。
痛くなくてもこの歯茎の腫れはなんかヤヴァイ。
口腔内について素人の私ですらそう思った。

丁度その時、買い物帰りのご近所さんと少し立ち話をした。
「あー、あの歯医者、ちょっとアレって聞きますよ。」
ΩΩΩ<な、なんだってー!?
アレってなんだ?!と凄く気になったもののエレベーター内という限られた時間での会話の為、詳しく聞くことはできなかった。
家に帰るとすぐに「歯医者名 評判」でググった。

するとなんということでしょう。
設備は最新のものを取り揃えているのに肝心の施術者の腕がイマイチという評判…
思わず海外の方々のように「oh…」という間投詞を口に出してしまった。
海外ドラマのフルハウスならきっと外からも\oh.../と聞こえてきた瞬間だっただろう。

こいつはやべえッー!ヤブのにおいがプンプンするぜッーーーーッ!!
と理性が吐き気を催す邪悪のような警告をだしてきたので今度は別の歯医者に行くことにした。

評判を見つつサクラっぽくない評判が多い歯医者を予約した。
二件目の歯医者は駅から近いところにした。痛みを抱えて駅から半泣きで歩くのはもう御免だったからだ。
二件目の歯科医師に口腔内を見せるとうわぁ…と気の毒そうな顔をされた。

歯科医師の説明によると一件目の処置時に菌がまだ歯の空洞内にいるにも関わらず蓋をしてしまったため、歯の内側で菌が増殖して炎症を起こし、根元の骨が溶けて膿となり腫れているとのことだった。
何それ怖い。と同時に一件目の歯科医師になんちゅーことをしてくれたんや!という感想を抱いた。

神経も死んでいるとのことだったが治療中になぜか時々ズキッと痛んだ。
まるで片想い中に相手に他の想い人がいることが発覚したようだなぁと現実逃避をしながら治療を終えた。
そこの歯医者は設備自体は昔ながらのものが多かったが治療も丁寧で説明もわかりやすかった為、今後も継続的に通おうと思う。

今回学んだのは違和感を覚えたらすぐに医療機関を受診しようということ。
昔は医療機関を選ぶことができず、親が決めた超怖い先生のいる歯医者に泣きながら通っていたが最近の歯医者は怖くもないしそんなに痛くもないので理性が何か言ってきたら面倒くさがらず従おうと思った。
自分の身体を健康に保てるのは自分だけ。
情報をきちんと集めてQOLアゲてこうと思った。

思ったこと、考えたことの吐き出し。