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より良く生きるために大切なこと

私たちの身体は不思議なものですね。
日々、刻々と変化し入れ替わりながらも、ひとつの塊として何かを形作ろうとし続け、その動きを止めることはないのです。
そんな身体を持った私たち自身もまた、日々様々なところで家族や組織、共同体などの集団に加わったり抜けたりしながら、何かを形作ろうと働きを続けています。

そのような様子を眺めるにつけ、生きるということは、何か大いなるものに向かうために身体が持つ基準に則って、懸命に、まとまりとして形作ろうとする働きそのものを指すのかなと思うようになりました。

そうなると、より良く生きるというのは、その何か形作られていくための循環を助けることであり、そのための在り方なのかもしれないと思います。
体内のことであっても、社会の中のことであっても、流れがスムーズであると感じられる時、私たちの意識はそこに幸せを見出すようにできているのではないでしょうか。

自然界の循環と全体性促進に関わる要素とは

そうした循環する流れに関わる要素は、私たちの内側にも外側にもたくさんあります。
できるだけ多くの要素において調和を図ろうとすることが全体性の回復であり、よりよい生き方・在り方にとって重要なように思います。
そこで要素にどのようなものがあるかを整理してみました。
まだ他にもあるかと思いますので、気づきましたらぜひ教えていただきたいです。

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さて、これだけたくさんの要素が常に変化しているのですから、スムーズに流れてうまくいっていると感じるところも、少し滞ったりして支障に感じるところも、常に何かしらあると思います。ですから、うまくいっているところを見つめればいつでも幸せは見つけられるはず。なのですが、私たちはうまくいってないと感じるところが気になるようにもできているのですね。

そこに意識を向けて力を注ぐことで、循環を促したり支障を回避したりできればそれだけ生きやすくなりますから、ネガティブな物事に意識をむけるのも悪いわけではないでしょう。
しかし力の注ぎ方によっては、より停滞や支障を強化してその状態に留まり続けることになってしまいます。

望ましい調和に向けて、現状と目的に気づく力とは

望ましい変化がない場合は、力を注ぐ場所や注ぎ方を変えたほうがいいのですが、そこで問題となるのが「どこを」「どのように」変えるかではないでしょうか。
その辺りも少し整理してみましょう。

まず、どこを変えるか検討するためには、現在の自分の状況や状態に気づく必要がありますね。
それから自分が何を望んでいるのか、目的に気づくことも重要です。
そのために自己認識力が大切と言われますが、ひとくちに自分に気づくといっても、実はいくつか種類があると思います。
だいたい次の4つに分類できるでしょうか。

1.今、この時に起こっていることへの気づき。
感じる力とも言われ、体験に自己一致している状態です。

2.起こっていることが何か、それによって自分はどのような状態になっているのかへの気づき。
客観視する力であり、体験している自分と、そこから少し離れて観察している自分がある状態です。

3.今起こっていることが、何とどう繋がっているかへの気づき。
俯瞰する力。因果やパターンなどを見つけるため、思考し分析する力が必要です。時にそれは思い込みであったり見当違いであったりもしますが、一旦仮説を立てるということは大切でしょう。

4.自分の向かいたいところへの気づき。
意図する力、注意(アテンション)する力です。
環境的影響で自分本来のものとは違っていることもあるので、都度確認が必要でしょう。


望ましい調和へ向かう方法には何があるか

次に、現在地と目的地からそこへ向かう方法を選択する必要がありますが、これまた多種多様な方法がありますので悩みどころです。
ものすごく大きくわけると次の4つに分類できるでしょうか。

1.自分自身を変化させることで解決する方法。
2.環境やツールを整えることで支障を補う方法。
3.他者の力を借りることで支障を補う方法。
4.うまくいっているところに意識と力を向けることで、支障と感じなくする方法。

いずれにしてもあらゆる状況に万能な方法はないので、メリット・デメリットを踏まえ、現在地、目的地に合わせた最適なルートを検討することが重要になります。

今回は、より良く生きるために混乱しやすいところを整理してみました。
今後は検討の際のポイントなど、より細かいところをお伝えしていきたいと思います。


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