リサイクル屋巡りパート1

さて、ローレイダーを始めるきっかけが結婚。相手の両親に実態をわかってもらうためにお店をやってるって事にしようと。実のところこの頃はとても実益の良い仕事をしてました。

そう、それが伝説のリサイクル屋さん周りの日々。25歳の転機の時にD&DEPARTMENTと出会ってから私もリサイクル屋さんを周るようになりました。最初は日本の古い物を探しては田舎を周る日々が続きました。柳さんや剣持さんのヴィンテージを探してはヤフオクで売るという生活をしていました。トラックの運転手時代に頭の中に築いた関東近辺のマップ(今みたいにカーナビなんてないですから)を駆使してタウンページをついた街で見つけて(電話ボックスに大体ある時代)住所を調べて地図を見て迫っていく。なんともアナログですがそれが当たり前の時代です。
はじめていく地域、お店はなんともドキドキしたものです。ヤク○がやってるような怪しいお店から刺青バリバリのお兄さんが出てきたり、そんなお店にはだいたい洗濯機を掃除しているどこからか拐われて来たような高校生くらいの女性が必ずいて。どこに行っても訳あり感が満載で楽しいものでした。田舎にはまだまだ掘り出し物がたくさんある時代。エレファントスツールなんて田舎の寺に30脚位放置されてたり。ゲートボール場でもたくさん見つけたました。バタフライスツールも田舎の旅館からまとめて出たものをリサイクル屋で見つけたりしました。今でこそ、知らないで売ってしまったとんでもない柳さんや剣持さんのプロダクトもありました。田舎周りの極めつけは天童市。そうです天童木工のお膝元。その頃はまだまだ天童の工場サンプルセールなどがありました。そこでは見たことのない剣持さんのサンプルがあったり、謎のプライウッド製品がたくさんありました。今思えば、丹下さんの椅子などもたくさんあったのですが、何せ当時はカッコよく見えなかったのでスルー。。。

ただ、田舎のリサイクル屋さんは一度行くと暫くは出物が出ない。。。そう、そこで僕は気がついたのです! 次回へ

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