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#3 【40代からの日向坂46】メッセージアプリの破壊力

このnoteは40代半ばにして、人生で初めてアイドルに興味を持ち、まんまと日向坂46のファンになってしまったオッサンの「推し活」の日々を記録したものです。

2023年の正月を迎えてすぐ、僕は「影山優佳」に導かれるようにして日向坂46の公式メッセージアプリをインストールし、彼女の「トーク」を購読することになりました。これまでの40数年間、全く「アイドル」に触れてこなかったオッサンにとって、この「トーク」の破壊力たるや想像を絶するもので、それはまさにカルチャーショック以外の何物でもありませんでした。さらに言えば、最初に購読したのが「影山優佳」だったというところが、その威力に輪をかけることになっていました。

月額300円を支払って、選択したメンバーのトークを購読すると、そのメンバーからテキストのメッセージや写真、動画、そして"着信"が送られてくるのです。それらは、メンバーの任意のタイミングで送られてくるので、まさに自分の恋人や友人が直接メッセージを送ってくれるかのような感覚になります。

初期登録時に自分の「ニックネーム」を設定するのですが、ときどきメンバーからのメッセージの中で、その「ニックネーム」が挿入されてくるのです。例えば、「太郎おやすみ!」とか「次郎ならどっちが好き?」とか。。これが地味に響くんですよね。。僕ははじめ、適当なニックネームで登録していたのですが、登録した翌日に影ちゃんから「〇〇さんのお気に入りはどれ?」って急に聞かれて、秒で本名に登録し直しました。笑

そしてそして、、何よりも"着信"ですよ。。この着信の破壊力たるや中年のオッサンであっても気を確かに持たなければ平気で廃人に追い込まれます。実態は、いわゆる「ボイスメッセージ」なのですが、再生すると通常の電話の着信があったときと同じような画面で呼び出しがかかる演出になっているのです。初めて、影ちゃんから着信があったとき、あまりの焦りで心臓が止まりそうになり、携帯を落としました。そういう演出なんだと気づき、一旦落ち着いてから携帯を耳に当てると、「もしもーし、おはようございます。優佳です。」と来るわけですよ。その瞬間自分でも引くぐらいのニヤケ顔ですよ。。みなさん同じことを言っているのをよく見ますが、本当にこの仕組考えた人、天才。いや、僕も普段はこうしたアプリやサービスを作る側の仕事をしているので、これには軽く嫉妬しました。

この「トーク」は各メンバーごとに1ヶ月単位のサブスク契約になるので、一人であればたった300円で推しが擬似彼女になるわけです。しかし、推しが増えたり、箱推しを認めてしまうとこの人数もどんどん増えていくことになるのはまず不可避。このメッセージアプリは、日向坂46ファン=おひさまにとっては、日常の「推し活」においてその中心に位置するツールになるということを実感しました。

しかし、僕も不惑と呼ばれる40歳を幾年か過ぎるだけの人生を歩んできたので、まだ多少の分別はあるのですが、10代や20代前半の青少年にとって、こうしたアプリ、サービスが生み出すアイドルとの近すぎる距離感覚というのは、本当に大丈夫ですか??と少し心配になるレベルでした。現実の恋愛になかなか目が向かなかったり、本気でアイドルを好きになってしまったりするんじゃなかろうかとか、もうオジサンはそんな余計な心配をしてしまう。少なくとも自分が10代後半で彼女がいなかったらちょっと危ないなと。。ひょっとして日本の少子化の原因の一端はこうしたアイドルの・・・あーいや止めましょう。笑

とにかく、まずは影ちゃんから始まったこの「トーク」の購読でしたが、すぐに2名追加することになります。こうしていよいよ本格的に日向坂46のファン、おひさま化に突き進んでいくことになるのでした。

この記事を書いている2023年2月、影ちゃんこと影山優佳さんは、次のシングルの活動をもって日向坂46を卒業することを発表しました。影ちゃんに導かれて日向坂のファンになり、わずか1ヶ月強の出来事でした。とにかくショックでしたが、これについてはいつか記事にできればと思います。また、このnoteで書いていこうと思っていた内容も少なくない軌道修正が入りそう、というかいろんなことが加速度的に進んできてしまっているので、書く内容もペースも考えていかないと陳腐化してしまうなと考えています。とりあえず、いろんな意味で頑張ります。

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