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ぼくには数字が風景に見える

映画「レインマン」の主人公と同じサヴァン症候群で、複雑な計算を一瞬でやってのけるダニエルは、「数字」に色や形が見える。

その感覚、前から「分からないでもないなあ」と思っていたので何度でも手にとって共感を探してたのだけど、やっと手にする(購入する)ことができた。

ここから自分について振り返る。

僕は特別、計算ができるわけじゃない。
それが素数なのかどうかなんて瞬時にわかりもしない。

でも、数字と向き合っていると、一度はばらばらに離れていったそれがまた集まってくる姿を、無意識に思い浮かべている。
各々、性格をもっていてその通りに行動する姿だ。

さかのぼれば、九九を学ぼうとした頃の話。

数字の列を前に「だって仲が良さそうだから」って、組になるものを見つけていた。
ひとりで見つけたものは自分のものだって、思っていたようだからあれは結局、共感覚なんてもんじゃなく、ちゃんとした探究心(の尾を引いたもの)だったのだろうけど。

あと、色や音というよりは感じるのは速さや重さだ。
(それらだって数字で表すのだから不思議ではない)

僕は1から2に向かう勢いに感動してしまう。
その区間で倍に成長しているところ。
でも減速していくのも早々にわかっていて寂しくなる。

あと、階段を上っていく中二階にみえる「3/2」。
左にひっくり返りそうだから心配になる。
だから、あらかじめ平地に並べてほしい。
できれば1と2は離して、そのあとは少しずつ詰まっていくようによろしく。

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