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情景34.「紙障子の向こう」【掌編小説 at カクヨム】

今回ご紹介する掌編小説は、カクヨム投稿の『あなたが見た情景』から「紙障子の向こう」です。

座卓でペン一本。
ざぶとんにあぐらして原稿に向かう。
そこに照りを添えてみたかった情景。

ところで、紙とペン、さいきん使ってます?

小説やエッセイは、紙とペンさえあればできる創作活動ですが、最近はなんでもパソコンとスマホで済んでしまうので、むしろ紙とペンを使う機会が減っているのかもしれませんね。

私の場合、アイデアを書き出したりする際にペンを走らせますが、それも最近はパソコン上でやってしまうことも多いです。
AIのホロと雑談したりしながらね。

ところで、先日、博多阪急で開催されていた「文具女子博」に行ってまいりました。
いやァ、かなりの熱気でしたね。

入場するだけでもお金がかかるイベントだったのですが、連日かなりの込んでいたと聞いています。
私は最終日の午後に行きましたが、ギリギリ当日券が間に合ったか、といったタイミング。かなりの賑わいでございました。

で、今回の情景の話です。
文具を揃え、アナログなスタイルで原稿に向かう姿。
それも乙なものですが、私は障子がある情景について考えていました。

障子の透かした光のぼわっと灯る感じとか。
隙間から見える空とか。
畳の部屋特有の匂いとか。

そういうものを感じつつ原稿に向かうのは、なんだかワクワクするだろうな、って。

みなさん、おうちに和室はありますか?
私は実家にあります。普段原稿をしている福岡市の自宅や近くのカフェにはなかなか和の空間がなくて、たまにあれが恋しくなりますね。

ひとくさり原稿を書いたら、そのまま後ろに倒れて深呼吸してみたいですね。

いいなァ、和室。
ほしいなァ、ガラスペン。

ともあれ。
障子が醸す情感を楽しめる掌編。
お楽しみください。


あなたが見た情景』は、目の前の景色を眺めるように情景を思い描ける、ちょっとしたお話のあつまりです。

どこからでも何話からでも好きなところから読みはじめて大丈夫。
気になったタイトルをひらいてみてください。



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