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【感想】 「母という病」 「父という病」 岡田尊司先生

私は国語が苦手です。
何を言っているのかさっぱりわからん。笑
でも、読書は好きです。

なので、表題の岡田尊司先生みたいな
精神科医の方が書くような難しい本も
きっかけさえあれば読みます。

あまり理解できている気はしないけれども・・・

で、で、読んだんですよ。
「母という病」 「父という病」っていう本を。

興味深くて面白かったです!


そもそも何がきっかけで
この本のことを知ったのかというと

ゆにわ塾という会員制サイトで
北極老人(ペンネーム)という大先生がおられるのですが
その先生が日頃読んでいる本を
紹介するというコーナーがあるのです。

そこで「母という病」 が紹介されていました。

興味を引かれて調べてみたら
「父という病」という本もあるという。
だから、併せて読んでみようと決めました。


そういうわけで読んだんですが・・・
難しくってあんまりよく分かんなかったー\(^ω^)/


私の言葉で上手く説明できればいいのですが・・・


まず母の方。
こちらは全世界の親子関係に苦しんでいる人に
ぜひ読んでほしいなと思いました。

基本的に8割9割、
どこかの文献や体験談からの引用なんですよ。

あの有名な誰それは子供の時母親とこういう関係で・・・
とか。
相談者の真由美(仮名)は今こんな悲惨な状況だけど、
実はこういう環境で育っていて・・・
とか。

いっぱい紹介されているので
読んでいる人の共感できるようなケースが
ひとつくらいありそうです。

私も、反抗期が無かった人のケースを読んで

「私も反抗期らしい反抗期がなかったから、
この人と同じような母娘関係を
結んでいるかもしれないな・・・」
なんて思いました。

今一度関係性を振り返って
良い方向に直したり、解釈したり・・・
そういうことをする時に助けになる本だなぁと思いましたね。


次は「父という病」ですが
こっちはちょっと難解度が増している気がしました。

というのも、母と子であれば
生物学的に一緒にいて当たり前で
そもそも「元々一緒だった」のです。
お腹の中にいたんだからね。

でも、父親は他人なんですよ・・・
最初に遺伝子もらったくらいの繋がりでしかない。

そういうわけで「父親の定義」
っていうのから始まるんです。


うーん、つまり・・・

現代は「理想の父親像」が崩壊していて
いてもいなくてもいいように扱われているけど

でも、やっぱり父親っていうのは必要なんです!
みたいな内容でした。笑


構成は同じく、8割9割
どこかの文献や体験談からの引用です。

あの有名な誰それは子供の時父親とこういう関係で・・・
とか。
相談者の淳二(仮名)は今こんな悲惨な状況だけど、
実はこういう環境で育っていて・・・
とか。

私が面白いなと思ったのは、
母親が、父親の言いなりタイプで、
正直頼りにならない、あんまり尊敬できない人柄だと
娘は父親に似るんだそうです。
というか「理想の父親像」を目指すというか。

あんな情けない母親になりたくない
父親みたいな頼りになる人になりたい!
みたいな心理が働くみたいで。


私も昔から女子らしさ的なものが嫌いだったんですが

もしかしたらおとなしい系の性格の母親が実は嫌で
勤勉に働く父親のようになりたいな、
なんて思っていたのかもしれません。

でも、最近になってよく分かるようになったんですが、
私の根っこは母親にそっくりなんだよね・・・苦笑




両親との関係・・・というか母親との関係性は
大人になって社会に出た時に
そのままそっくり他人との関係性になるんだそうです。

だから、母親との関係性は本当に大事みたい。

で、この良い母子関係を結ぶための最大のサポーターが
父親なんだって。

本を読んでいて、
「世の中には本当に大変な境遇の人がいるんだなぁ」
と思いましたが、
結局最後は「母親との関係修復」に帰結していました。

なんか人間関係で上手くいかないなぁって時は
今一度母親との関係を振り返ってみて
何か摩擦ごとはないか
もしあれば
最大のサポーター父親に相談することはできないか・・・

色々動いてみると解決に向かうかもしれないなぁ
なんて思いました。

誰かの参考になったら幸いです。


では、今日はこの辺で。
また!

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