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非電化工房を卒業しました。

遅ればせながら、

2020年3月31日、
非電化工房を卒業しました。

去年の4月に弟子入りしてから丸1年。

長かったような短かったような

愉しいことばかりではなく、大変なこともしんどいことも寝不足なことも本当に色々なことがあったけど

なんとか1年最後までやりぬきました。

高校時代までは親や教師、友達、常識に合わせてなんとなく生きてきました。

「なんとなく生きる」ことが良いとか悪いとかではなく、

親や教師、常識に守られていたことによって、なんとなくでも生きていける年齢でした。

高校卒業に近づくにつれて、なんとなく生きるだけではダメになってきました。

なんの教科を選択するか、大学に行くのか、専門に行くのか、就職するのか、はたまた他の道に進むのか、等

「自分で選択する」という場面が増えてきました。

自分は、生きる力を鍛えるために非電化工房に修行に行くという道を選びました。


卒業した今思うことは色々ありますが、

総じて言うと、

自分で選んだ道の第一歩が非電化工房で良かった。

ということです。

少しの勉強と少しのバスケと少しのギターくらいしかできなかった元高校生のボクが

本当にたくさんのことができるようになったし、

たくさんの新しい経験をしました。

おそらく細かく数えれば100以上の技術を習得しました。(おそらく)

非電化工房ほど数えきれない種類のことを経験させてくれるところはないような気がします。

「ひとつのことを長くやっている人はたくさんいるけど、ここほどたくさんことをやったことある人はそう多くはいない。」

と先生は言っていました。

たくさんのことを経験できたおかげで、

自分の中で、好きなものや得意なこと、逆に不向きなことや嫌いなものも見つけることができました。

自分の好きなことを探すのに人生の大半の時間がかかってしまう人もいるなかで、

自分の道の第一歩で好きなことを見つけることができたのは本当に幸運です。

その他にも、

たくさんの仲間や尊敬できる先輩方に出会えたこと。

暮らしと技術と仕事を分離しないという考え方を身につけられたこと。

新たな技術を習得するときなどの勘所の掴み方

などなど、、

素晴らしい環境の中で1年間、

これからの人生で全てのことに役に立つ、本質的で、基礎中の基礎となる土台の部分を築くことができました。

4月からは「非電化工房住み込み弟子」という肩書きも無くなり、

非電化工房という檻に守られることも無くなり、

完全に 井関耕平 として生きていくことになります。

ある意味ゼロからのスタートです。

非電化工房で培った土台に、これから知識も経験も出会いも哲学もさらに積み上げていきます。

1年間本当にお世話になった先生と奥さん。

家族のように毎日過ごした弟子仲間。

出逢ったたくさんの方たち。

影で応援してくれていた(はず)友人達。

この道を選ばせてくれた両親。

全ての人に心の底から感謝します。

ありがとうごさいました。

これからもこんなボクをよろしくお願いします。

P.S.

もうすでに次のステップで生活しているのですが、長くなるかもしれないので次また書きます。


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