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悩む時期、心はまるで”地中の根っこ”のよう

悩む時期、心はまるで”地中の根っこ”のよう。

真っ暗な地面のなかで周りが見えないし、どれだけ伸びても空は見えない。
「早くなんとかしなきゃ」と思うことも、きっとありますよね。

でも、そんなときでも、焦らなくて大丈夫。
人間は、悩んだ経験を、幸せに変えていける生き物なんです。

そびえたつ大木は、目に見える幹だけで、立っているわけではありません。目に見えない地中で、張り巡らされる無数の根っこのおかげで、風雨にも動じることなく、そびえ立つことができるのです。

人間もきっと一緒。

悩んだり、葛藤したりすることで、心の根っこが深く張り巡らされると、どんなことがあっても、自分の人生を「これでいい」と受け止め、自分らしい人生をたくましく生きる生き方が身につくのではないでしょうか。


心理カウンセラーで、ベストセラー作家の野口嘉則さんは、次のようにいいます。

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そしてそのためには、自分の頭で考えること、疑問を持つこと、矛盾を抱えて葛藤すること、そして、自分の心の声を聴くことが大切です。

多くの人が当たり前のように従っている考え方や常識に対して、それを鵜呑みにしたり、それに従順にしたがったりするのではなく、疑問をぶつけ、自分の頭で考えてみる。

何かの矛盾と直面したときは、安易に割り切るのではなく、その矛盾を抱えて葛藤してみる。

こうしてとことん考えつつも、常に自分の心の声に耳を傾ける。心の中のワクワクや違和感を大切にする。

このようなプロセスをくり返すことによって、「自由に生きていく力(自分を拠りどころにして生きていく力)」が育まれ、自分軸が確立され、自分を縛っていた社会通年から自由になっていくのです。

『「これでいい」と心から思える生き方』(野口嘉則著、P119~120から引用)
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なるほどなぁと思います。

悩んだり、葛藤したりすることは、自分を縛ってきた社会通念や固定観念の影響に気づき、抜け出すために必要なこと。

そのプロセスを通じて、人は、自分を縛ってきたしがらみから自由になり、自分を拠りどころにして生きることができるのです。

悩むことは、これまでの自分の殻を脱ぎ捨て、新たな自分になるための通過儀礼ともいえるのですね。

だから、あなたの悩みは、決して無駄じゃない。
そのじれったいような苦しみが必ず、地中を張り巡らす揺るぎない根っことなり、空に向かって、高らかに自分を解き放てる日がきっとくるから。


悩んだり、葛藤したりする自分も、しっかり抱きしめて、前に進む糧へと変えていきたいものですね。


今回の参考図書はこちら▼



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