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「量産型リコ-もう1人のプラモ女子の人生組み立て記-」感想記


「量産型リコ」終わってしまいましたね~。
実は夏クールで一番楽しませてもらったドラマだったかもしれません。
最終回から間が空いてしまいましたが、ちょっとした感想を。


変わった設定と変わらない空気

当初は「スタートアップ企業」という舞台設定に、
「”意識高い系”になるのではないか?」と少し不安でした。

しかし、いざ始まってみると前作同様かそれ以上に、
私たちと変わらない、量産型の登場人物が、プラモデルを通して自身の悩みと向き合っていく、上質な群像劇でした。

量産型リコの魅力はいい味の「おっさん」

そして今作は前作以上に「おじさん達」がいい味を出してますね!
田中要次さん演じる矢島模型店店主「やっさん」はもちろん、

今作初登場の「うっしー」こと経理の後田さんが素晴らしかった!
序盤の嫌な感じが、「シン・仮面ライダー」のエピソードで一気に反転してチャーミングさになりましたね。

その魅力は、シナリオやキャラクター造形はもちろん、演じる矢柴俊博さんの力量あってだと思います。

「鎌倉殿の13人」で演じられた平知康も、鼻につく公家でありながら、どこか憎めないキャラクターでしたし、「きのう何食べた?」の冨永家のお父さんもいい味を出してますよね。

そうそう。矢柴さんのInstagramでアップされている量産型リコの内幕がまたとても素敵で、ついフォローしてしまいました。

次は「ポケモン」だ!

そして今シリーズのプロデューサーである畑中翔太さんが、
次クール手掛けるのが「ポケモン」を題材にした「ポケットに冒険をつめこんで」

量産型リコ同様に、モチーフの魅力を活かした群像劇が描かれそうで、
今から楽しみです。
(何より「赤・緑」というのが世代的にドストライクです)

主演は西野七瀬さん。
量産型リコは、言うまでもなく与田さんの魅力が大きな役割を果たしています。
(この作品まで、全く知りませんでしたが、まんまと「大吾とヤギ」まで見てしまいました)

Youtube番組で、田中要次さんが「与田祐季さんは西野七瀬さんと空気感が似ている」とお話されていました。
そういった意味でも「ポケットに冒険をつめこんで」期待大です!


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