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「好きな人に会いに行く」ってロマンチックやん

昨年からRomanticが止まらない。

5年ぶりの愛車GET&コロナも落ち着き始めたということで、昨年はよく一人旅に出かけていた。

青森県内は車で、県外なら新幹線や飛行機で。県外での転職を決めていたので、この機会にととにかく出歩いていた。

終始一人で回る旅もあるのだが、最近会っていなかった人に会いに行くこともたくさんしてみた。
みな連絡をすると快く予定を合わせてくれ、本当に楽しい旅になった。

その土地の食べ物や観光地を巡る楽しみももちろん旅の醍醐味だが、「会いたい人に会いに行く」というのもまたいいもんだなあ、としみじみ感じている。

* * *

まずその人のためにお土産を選んでいる時が既に楽しい。

「あの人はお酒好きだから、あの地酒とおつまみにしようかな」とか、「お土産屋さんにはないご当地パンが喜びそう」とか、「あの子にはお洒落なパッケージのものをあげたい」とか。

一人ひとりの顔を思い浮かべながら選ぶお土産は、キラキラとした期待を纏うような特別なものに変化して、だんだんと愛着すら湧いてくるのだ。

キラキラのお土産を渡して相手が喜んだり驚いたりしてくれると、さらに嬉しくなってくる。

自己満足なので受け取り方を強制するつもりはないが、自分のチョイスがヒットするのは何だか快感なのである。

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「旅の思い出」と聞かれて真っ先に思い浮かんだのが、食べ物よりも観光地よりも、まずその人たちの顔だった。

それと同時にほかほかと温かくなるのは、恐らくお土産という形で「感謝と親愛の気持ち」を渡せたという記憶なのだと思う。

五感で得た情報というよりは、気持ちや想いの交流そのものというか。

帰りがてらのお土産ももちろん相手のためを想って買うのだが、「自分の住まう場所のオススメを持って行く」ということに何となく特別感があるのは私だけだろうか。

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「誰かを訪ねて行く」ということも立派な旅の目的になるので、ぜひキラキラのお土産を選ぶ楽しさも合わせて、心までほかほかになるような旅へ出かけてみてほしい。

誰かとする旅とはまた違った楽しさを味わい、合わせて自分のオススメするお土産を持ってウキウキで迎える一人での旅立ちもまた、甲乙つけ難いものだと私は思っている。

食べ物や観光地に興味がなくても、一緒に行きたい人の都合がつかなくても、旅は角度を変えるだけでいくらでも特別なものにできるのだ。


#わたしの旅行記 #エッセイ #スキしてみて #お土産

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