結局、Dタイプの50mm f1.4(Nikon Fマウント)を買ってみて、手放した件
メトロン星人に登場してもらいましたが、肝心のレンズ自体は記事にする前にドナドナしてしまいました。買ったときに試し撮りしたデータがあったので、備忘録として書き残します。
アイキャッチの画像は現像処理してますが、記事中の画像は残っていたRAWデータから調整なくJPEGに書き出しています。(ピント部分の拡大画像を16:9にトリミングしています)
やわらかい、というか甘いぞ
価格コムのレビューを見ても、キレとかを求めるのは違うとあったので覚悟はしていた。しかしですよ、みてくれこの"甘さ”。
比較的ボケは綺麗だけど、背景の対象物によっては結構汚くなる。
これは、使い物にならないかも・・・。ちょっと絞ると、まぁフラットな感じにはなります。
拡大してみると、こんな感じ。ソフト感というかフリンジの影響で、ぽやっぽやの描写になってしまいます。球ボケはつぶつぶできれいだけど、輪郭が全滅ですね。
50mmのF1.4と言えば標準単焦点の原点にして頂点
言い過ぎかもしれないけど、そういう位置づけでどのメーカーでも基本のラインナップにあるはずです。Nikon Fマウントのレンズに至っては前の記事にまとめた通り純正だけでも相当な種類があります。
個人的にも50mm F1.4は今回のレンズが2本目だけど、やっぱり期待通りではなかったし、この先もこのタイプのレンズは好きになれないのかもしれない、と思ってしまいました。
新世代のコーティングに期待
この前に28mmF2.8Dを買っていて、新しい世代のコーティングが施されたレンズの場合、フリンジが抑えられて逆光にも多少強くなり、そのキレの良さに感動していました。
そんなわけで、50mm F1.4Dでもこの世代のコーティングがあれば、言われている欠点が多少でも補えているのでは?という期待を胸に、シリアルナンバーを調べて新し目のものを買ったのですが、たまたまハズレを引いたのか?これが限界なのか、無念な気持ちでいっぱいです。
メトロン星人に検証してもらいます
あきらめの悪いたちなので、メトロン星人を近接で撮影してF1.4の被写界深度がどれくらい有効なのか絞りとボケ具合を検証してみました。
価格コムのレビューでは「1段絞ればシャキッとします」的なコメントがチラホラ見られますが、撮影距離によってはそれでも難しい感じ。そもそも「絞れば」っていうなら、F1.4にこだわる必要ないじゃん。となるわけです。
なんか気に入らない
古めのレンズを手放すとき、50mmはマニュアルレンズが2本あって、F1.8のほうだけは手元に残した経緯があります。今も、Gタイプは50mm F1.8を常用してます。
それでも、F1.4が欲しいなと思ってしまい、手ごろな中古(といいつつ、シリアルナンバーが若い状態の良いものを選んだ)に手を出してしまったのですが、結局気に入らないのです。レビューの表現から推測するに、Gタイプにしても同じことかな~という気がします。
ちなみにDタイプでも35mm F2Dは、もう20年以上使ってます。解放がぽやぽやでも愛着もあり、描写はまぁ、そんなところも含めて許容できる感じ。
このレンズは絞り羽の粘りを2度修理して、まだ使ってます。リニューアルしたいけど、大きさと軽さを考えると、Gタイプにはなかなか手を出しずらいんですよね・・・
この記事のテーマはもともとはこうではなく「Dタイプのレンズって中古でこなれた値段のものがゴロゴロあって、手軽にはまれるレンズ沼だよ」的なものにしようと思っていたのですが、個人的な評価として「2勝2敗1引き分け」な感じです。
20mm F2.8 好きになれなかった
28mm F2.8 かなり気に入った
35mm F2 古女房
50mm F1.4 好きになれなかった
85mm F1.4 いいんだけどどうせ重いならGタイプでいいかってなる
60mmマクロと24mmは手を出してないけど、機会も無さそうです。
そろそろマウントを移行したほうがいいんじゃないかという話もありますが、体力の続く限りまだまだ一眼レフで頑張ろうと思います。
というわけで一眼レフカメラのオートフォーカスのピント調整には、こんなチャートを用意してます。
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