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80・90年代の韓国ロック・フォークのアーティスト

以前書いた以下の記事の続きになります。

また新たに聴いたグループや歌手がいるのでリストにしていきたいと思います。個人的にはもうすでに結構聴き込んでいるものから、まだあまり聴いていないものもありますが、それぞれ1曲ずつ取り上げてみたいと思います。


「행복을 주는 사람 (幸福をくれる人)」 - 해바라기(ひまわり) / 1985年

二人組(多分)のフォークグループ、ひまわりの曲。ボーカルのうち一人の声がニール・ヤングそっくり。この曲はイントロもかなり良いですね。「応答せよ1988」で大事なシーンで流れてきます

「고양이 (子猫)」 - 시인과 촌장(詩人と村長) / 1986年

詩人と村長というこれも多分二人組のフォークグループ。ハモリがキレイで勝手に韓国製CSNだと思っています。ちなみにこのアルバムには子猫以外にも、鳩とはやぶさが登場します。

「깊은 밤을 날아서(深い夜を羽ばたいて)」- 이문세 (イ・ムンセ) / 1987年

イ・ムンセというおそらく今でも人気の歌手の曲です。それまでのアルバムはもっとフォークよりですが、この4枚目のアルバムは良い感じでポップス味があってとても良いです

「누구없소? (誰かいないの?)」 - 한영애(ハン・ヨンエ) / 1988年

もともとシンチョン・ブルース(신촌 블루스)でボーカルを取っていたハン・ヨンエの2枚目のアルバム。ハスキーボイスのボーカルがキレッキレで、シンプルなロックをバックにとても映えます。少なくともジャケットの見た目よりは聞きやすいアルバム

「우리들의 이야기 (私達の話)」- 015B (コンイルオービー) / 1993年

015B (コンイルオービー)は「空一烏飛」の当て字だそうです。メインのボーカルがおらずいろんな歌手を採用しているようで、この曲もその良さが生かされています。ハモリからの間奏が切なくて良い

「오래된 친구(古い友達)」 - 빛과 소금(ピッグヮソグム) / 1994年

スティーリー・ダンとキリンジの間にいるような曲調で、韓国製AORの代表格という感じでしょうか(というかキリンジより前なのがもはやショッキングなレベル)。曲の入りの「ミスター・パク  ミスター・チャン」という歌詞のスティーリー・ダンっぽさ

「보헤미안 (ボヘミアン)」 - 이상은 (イ・サンウン) / 1995年

韓国外ではLee-tzche(リーチェ)という名前で活動しているようです。韓国でアイドルとして歌手デビューしたのち、日本とアメリカの留学を経て、日本で日本のミュージシャンの演奏によってできたアルバムということで、もはや韓国の音楽なのかよく分かりませんが、一聴しただけでそのクオリティに驚きます

「바람과 나 (風とお前)」 - 김광석 (キム・グァンソク) / 1995年

もともと동물원(トンムルウォン 動物園)というグループにいたキム・グァンソクがソロになって出したアルバムの1枚。90年代とは思えないようなフォーク・ロックですが、20年前のハン・デスの音楽がより洗練されて返ってきたかのようです。アメリカでのツアーもこなしたらしい

おわりに

だんだん自分の中で、70年代:サイケ、フォーク→80年代:フォーク・ロック、フォーク・ポップス→90年代:ロック・ポップスが多様化という流れが見え始めてきました。

これからも少しずつ聴き進めて、おすすめが貯れば紹介していきたいと思います

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