キャッチコピー①

川上徹也さんという方の『1行バカ売れ』という本を読みました。端的にいうとモノを売るためのキャッチコピーについて書かれた本です。

「今まで全然売れなかった商品がキャッチコピー変えただけで飛ぶようにうれた」みたいな実例を交えながらどういう観点からキャッチコピーを考えたらいいかってことが書かれています。

個人的な感情ですが、宣伝とか広告使われてるキャッチコピーってなんか舐められてる気がするものが多く、基本見かけるたびにムカついていたのですが、この本を読んで合点がいきました。

考えてみれば当たり前ですが、モノを売るためのキャッチコピーにはどれもある程度人間の心理の隙間を突いて購買意欲を駆り立てようという意思が込められています。

疑り深い僕にはほとんどのキャッチコピーからそれが透けて見えて、「こんな安い売り文句で手ぇ出すかよ」ってなってしまって、この本で紹介されてるキャッチコピーの中にも「そんなに上手でもねえだろ」と感じるものが結構ありました(もちろん上手なのもあった)。

ただそれでもそのキャッチコピーで売れてるのは事実。ってことは大衆は割りとチョロいってことだし、こーゆーキャッチコピー考えてるヤツらはそのチョロい大衆向けに考えてるってこと。要するに大衆は舐められてる。

俺の考えは間違ってはなかった。

この本に込められた本来の意図とはおそらく違う受け取りかたをしてしまいましたが、内容は面白かったです。取ってつけたように言いやがってと思われるかもしれませんが。

読後、キャッチコピーについて思う所がいくつかあったのですが長くなりそうなので、明日以降続きを書きます。

今回はこんなところで。

読んでいただいてありがとうございました。退屈しのぎにでもなっていれば幸いです。