見出し画像

□韓日翻訳練習□미술과 음악의 역사가 한 권에(1冊で分かる美術と音楽の歴史)

韓日翻訳の練習のための記事です(^o^) 
日本語版と比較して答え合わせ的なことをしつつ、こういう訳し方の方が自然だなとか、意訳が過ぎないように勉強。

記事元:東亜日報ウェブサイト

記事名:미술과 음악의 역사가 한 권에(1冊で分かる美術と音楽の歴史)

中世美術作品がルネッサンス期の絵画と比較して平面的である理由は、キリスト教の影響によるものだという事は広く知られている事実だ。キリスト教が392年、ローマ大国の国教として宣教された後、芸術の目的はもっぱら礼拝であった。聖書の内容が伝えられさえすればよかったので、画家たちは前や横、遠くから見ても、それが何を表しているのか理解できるほどに絵画を描いた。11〜13世紀に十字軍の戦いによりキリスト教が力を失い、貴族や裕福な商人が力を持つようになると、芸術そのものとしての絵画が描かれるようになった。

ありふれた軽い美術書になるかもしれなったこの本に、著者がひとさじ追加したスパイスは音楽だ。同じ時代的背景で変化する音楽と美術を一緒に取り扱う事により、人々が芸術により簡単に歩み寄りやすくなっている。

例えば、中世美術を取り扱う章では、教会音楽が発展した背景を一緒に説明する形を取っている。大部分の音楽が礼拝のために作曲されていた中世時代は、音楽史において多声音楽が最も活発に発達した時期だ。今もキリスト教の礼拝で歌われているグレゴリオ聖歌もこの時期に作曲された。教会の力が弱まって以降、三位一体を象徴とするための3拍子から逸脱し、2拍子の音楽が作られ始め、より複雑で多様な曲が誕生した。美術史に音楽史を、音楽史に美術史を添えることで、各時代の芸術がより立体的に感じられる。

著者は自らを「キュレーターチェリスト」だと称している。チェロを専攻しフランスのベルサイユ国立音楽院を首席で卒業した音楽家でありながら、韓国博物館および美術館の準学芸員試験に合格したキュレーターでもある為だ。音楽と美術の境界をなくす為の努力が認められ、2021年にはフォーブス・アート  アンド  カルチャー(Art&Culture)部門において 2030 パワーリーダーとして選定された。

各章ごとに、本文と共に楽しむのに良い曲も紹介している。新章が始まるページに印刷されたQRコードを撮ると、該当時期の音楽的な特色をよく表現した曲を聞くことができるユーチューブのページにつながる。これこそ「音楽が流れる美術館」が繰り広げられている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?