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2023年面白かった本ベスト3!

2023年に読んだ本を振り返って、面白かった本のベスト3を決めてみました。

1.人類、宇宙に住む: 実現への3つのステップ ミチオ カク

ひも理論が専門の物理学者による科学読み物。
宇宙に人類が住むための要素は3つ。
①自己複製し、考えるAIロボット
②軽くて推力の高いエンジンを搭載したロケット
③長期間に渡る宇宙旅行に耐えうる生命工学(コールドスリープ、不死、遺伝子改変等)

②と③はまだ無理でも火星の有人探査はスペースXが今世紀中に達成できるかも。

2.ストレス脳 アンデシュ・ハンセン

感情は太古から人間に行動を起こさせるための機能であり、このため幸福感は長続きしない。
何かを得てもその満足はすぐに別の願望と入れ替わってしまう。

最近とみに思う、私たちを日頃くよくよさせる感情も特性も、遺伝子の利益を最大化させるためのトライ&エラーの一環であって、何一つ個人の責任ではない。

3.春のこわいもの 川上未映子

何がテーマなのかも明確には分からない、ふわふわして落ち着かないつかみどころのない短編集。

女同士って、相手をどれだけ認めていてどれだけ見下しているか、隠しているつもりでも腹の底まで見通してたりするよね、という恐ろしい短編「娘について」が好き。

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