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創発と熟成の同居*サグラダファミリア

私の大好きな地、スペインバルセロナにあるサグラダファミリア。
2026年に完成の予定だったのに、COVID-19の影響で、どうやら完成はまだ先になるようですね。
完成前の姿も見ておきたいと2015年に訪れたものの、
完成前に再び訪れる可能性も出て来ました。

サグラダファミリアは、建築家アントニオ・ガウディの設計により、建築が
始められた教会ですが、内戦で弟子達が引き継ぐことが出来なくなり、残されたデッサンで建築を続けることになったと言われています。
しかし、資金不足や設計の詳細が残っていない不運が重なり、未だに完成の見通しが立たない芸術建築として、完成を待たずに公開されています。

内部の装飾は実に美しく、特に光の取り入れ方が精巧で、
ステンドグラスの色が壁面に反射する回廊は、オーロラが映し出されたように煌めき、立ちすくむほどです。

建築の途中でありながら、世界中からこんなに人が集まり、
鑑賞、堪能される建築物は他にあるでしょうか。
すでに十分味わいを醸している完成部分はすでに熟成段階に入って
いるようにも見えます。

この美しすぎる教会は、完成してもしなくても、訪れる人を魅了して
止まない芸術品と言えます。

こんな風に描けたら素敵だなと、憧れる水彩画。

もう少し練習を重ね、チャレンジしたいです。

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