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感情暴走族と理論暴走族

「感情的になるな、落ち着け」というのはよくあるけれど、「理論的になるな、落ち着け」と言われることは少ない。
しかし、感情的に暴走することが窘められるなら、理論的に暴走することも同等に窘められるべきだと思う。

正直、感情暴走よりも、理論暴走のほうが害悪ともいえる。
なぜなら、私が今、理論暴走真っ最中だからだ。
誰か止めてくれ!とも思うけど、他人と対面でじっくり話し合えない状況ではなかなか難しい。

理論暴走タイプは、1から始めて999999みたいな現実を超越した論理を展開して小難しくなる。組みあがった理論は突き崩すことができない。ロクに話を聞かないでなだめると余計に暴走する。1→999999に至った経緯を全部聞いてあげなくちゃいけない。
やっかいだ。
感情暴走タイプは、1から始めて「gじょあいsdぐsd!!」みたいなところに到達する。ちなみに到達した過程は不明。次に同じ結果になるかも不明。なだめれば機嫌が直るかもしれないが、直らないかもしれない。放っておいても疲れたら勝手に落ち着くかもしれない。
やっかいだ。

近しい人に感情暴走する人が多いのは、私が理論暴走型なので無意識に周りを感情暴走タイプで固めているのかもしれない。理論暴走族×理論暴走族は意気投合or決裂の2極しかないし、感情暴走タイプと一緒にいると考えなくてもいいから安心する。本当は、暴走しないのが一番なんだろうけど。

とはいえ、理論暴走タイプと感情暴走タイプとでは、根本的に考え方と生きている世界が違う。お互いにお互いを理解できない。それゆえ衝突したり決裂したりすることも多い。
それでも何だかんだつかず離れず連れ添っているあの二人の間にあるのは、愛、と呼んでいいものなのかもしれない。

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