30数年暮らした東京から、家族で福岡に移住した理由とその流れ
去年2020年の12月中旬に、30数年暮らした東京から福岡に移住しました。
その理由や、具体的な流れを書きます。
なんで移住したの?
これよく聞かれます。色んな理由はあるんですが、結論は勢いです。
具体的に書くと
夫婦ともども在宅勤務がずっと続きそうな中、子どもの成長も合わさって家が手狭。
ただ、都内で在宅勤務+子育てに適した家は高い。高すぎる。
ずっと東京で子育てするイメージがない。
子どもが小学校にあがるまで、まだわりと時間がある。
住んでいたマンション近隣での解体工事での騒音・揺れや、その後年単位の大規模建築計画があった。
福岡は縁がある(義兄がいる)
福岡はサイボウズの開発拠点がある。
東京に住んでいる理由がそういえばそんなにない。
夫婦ともども転職せずに移住できそう。
福岡面白そうじゃん。
人生1度きり、思い切った決断をしてもいいじゃん?!
東京にいるのってすっごい有利だよね、とは思う
文化・芸術・情報・各種サービスなど、一番東京が早くアクセスできて、やっぱり物事は東京が中心で動いてるんだなぁと移住して思います。
(例えば、仕事で集まるときは他の拠点から東京に集まる、みたいな。東京から他の拠点に行っても良くない?!)
例えば、すでに東京にいる人と上京してくる人では、後者の場合は生活の基盤を築くにも時間がかかるし、もともと東京に暮らし住んでいるのはアドバンテージなのかな〜なんて思いました。
一緒に仕事をする同僚はほとんど東京拠点にいて、アフターコロナの世界になったら苦労するかもとか、友人たちとなかなか会えないのも辛いかもしれない……というのも懸念がありました。そしてとにかく考えに考えたのは、子どもの交友関係や環境などです。
ただ、「ここ(東京)でコロナ禍の中ずっと暮らすのは想像つかん!!」と思い、決断して約2ヶ月で移住しました。
流れ
きっかけあたり
2020年2月:夫婦ともども在宅勤務開始
2020年3月:近隣のマンションやその一体で解体工事が始まる、平日8時間の騒音と地中から杭を抜く作業で家が揺れる(これが6月まで続く)
2020年4月:なんとなく福岡市内のファミリー向け賃貸をSUUMOで見始める(この頃は移住なんて数年先と考えていた)
2020年10月:解体工事をやっていた場所で工期2年の建築計画が知らされる
動き出してから
細かいところは端折りますが、だいたいこんな感じ。ちなみに移住プロジェクト管理はGitHubのProjectsで全部管理してたので、それを参照してます。
2020年10月末
福岡に移住するか夫婦で話し合い、覚悟を決める。
気になった物件1部屋をリモート内見。
自分の所属先(サイボウズ)の給与評価者に福岡の移住を伝える。「マジ?」と聞かれ、マジと答える。
2020年11月
上旬
10月に見た物件の回線が微妙っぽいことが分かる。
もう1件リモート内見。そこに決めて申込み。
中旬
現在の家の賃貸契約を引越し日で解約申込み。
現在子どもが通っている保育園を引越し日で退園手続き。
引っ越しの見積もりを取り、大手に決めて契約。
認可保育園のリストアップ。
枠があるところに電話して電話面談が可能なところと話す。
12月下旬入園枠で申込み。
下旬
移住に合わせて社内で異動もするので、異動先の部長やチームに移住する旨を伝え、稼働できない期間を伝える。
不動産屋がなかなか仕事を進めてくれないので契約が全く進まず。他のこまいことを進める。
2020年12月
上旬
第一希望の認可保育園に入園確定。
移住先の家の賃貸契約が完了(担当の不動産屋があまりにゆっくり対応だった(#^ω^))
中旬(有給1週間)
引っ越しと退去、引っ越しの際にダイニングテーブル大破。
テーブル修理対応を申し出られるが、年末年始でダイニングテーブルがずっとないのは困るので示談交渉する。
羽田空港で一泊、翌日片道切符で福岡へ。義兄宅で一泊。
その翌日に入居、給湯器がぶっ壊れていて激おこ(#^ω^)
4日くらい銭湯通い生活。
下旬
給湯器復活、三菱のエンジニアさんありがとう。管理会社ちゃんと見とけやぁ(#^ω^)
引っ越し屋と示談成立、示談金が振り込まれる。
子どもが保育園に通い始める。
仕事にやや復帰。
振り返って
人生でこんな大きな決断をしたことがなかったのですが、勢いと覚悟があればできるんだなと思いました。国内移住、転職なし、賃貸で車がなかったのも多少なりとも身軽に動けたかも💡
あと次の家と保育園が決まる前に、その時住んでいた家の解約と保育園の退園するのは振り返るとなかなか背水の陣だったな(ノω・)テヘ
そして、所属している会社(サイボウズ)には、「移住します」くらいのコミュニケーションで特に何もなかったのもありがたかったです。(ちなみに、たまたまそのときそういうコミュニケーションができただけで、時と場合とその人によるので、サイボウズのすべてはありません)
リモートワークの成果を見てくれたのかなと考えています。その辺詳しくは以下のnoteで。
次は私が考えた最強の移住プロジェクト管理を書きます(多分)
※カバー写真はAdobe Stockです
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