試合中に不安になった時の_メンタルトレーニング__6_

「メンタルが弱い」と感じているキミへ

こんにちは

北海道メンタルクリエイション代表メンタルトレーナーの秋山です。

第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップで高校日本代表「侍ジャパン」の奥川恭伸(星稜)選手が今大会初登板初先発し7回18奪三振、2安打1失点の好投をしましたね。

相手のカナダは、佐々木朗希選手の事は知っていたようですが奥川選手の事は知らずに驚いていたようです。

奥川選手は試合後のコメントで、「実戦から離れていたので、とても不安でしたが試合を作れて良かったです。」と言っていました。

ここがポイントです。


「実戦から離れていたので、とても不安でしたが試合を作れて良かったです。」

あれだけの好投をした、奥川選手でも不安を感じていたという事です。

メンタルが弱いと感じている選手のほとんどが、不安や緊張や恐怖を感じてはいけないと考えています。

私もメンタルを学ぶ前はそう考えていました。

しかし、違います!!
不安や緊張や恐怖は感じていいのです。



それらを感じながらどうするかが大切だという事です。

ただ不安を感じて嫌がり避けていると、不安に飲み込まれ自分のパフォーマンスは落ちていきます。

そうではなく、不安を受け容れてしまう事が重要です。
受け容れるという事はどういうことかを言うと、自分を客観的に見て

「ああ、自分は不安を感じているんだな。本番前だから不安を感じるよね」

こんな感じです。

受け容れられていないと

「やばい。不安でしかたない。嫌だな。」

と不安を嫌がって無くそうと考えてしまいます。

不安をしっかりと受け容れた後に、自分のできる限りの準備をして本番に臨みましょう。

なので、「メンタルが弱い」と感じているキミへ

不安や緊張はあっていいんです。
それらを感じている事がメンタルが弱いのではなく、それらに飲まれることが良くないのです。
一流選手も不安などを感じている事を忘れずに、そのあとの思考や言葉など自分の意識次第で改善できるポイントを研究してみてください。







・北海道メンタルクリエイション 代表メンタルトレーナー ・イップス研究所 札幌支所 支所長 ・著書「不安な気持ちで最高の結果を出す方法」出版 小学生~プロアスリートのメンタルサポート。日本一、全国大会、海外大会出場者多数輩出。