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北海道ゆかりの人たち 第七位 渡辺 カネ


渡辺カネ

渡辺カネを投稿したのは2021年6月でしたから一年以上遅い公開でした。
この年は140と少なかったのですが、翌年652と急に伸び、今年も400と順調で1,188のアクセスとなっています。女性では第一位となります。

安政6年4月14日〈1859年5月16日〉~ 1945年〈昭和20年〉12月1日)

開拓者として入植した教育者。明治16年十勝の帯広に入植した晩成社幹部鈴木銃太郎の妹で、晩成社幹部の一人渡辺勝と結婚した女性です。

「帯広教育の母」「女性入植者のさきがけ」「十勝開拓の母」と呼ばれています。

’96年『凍える牙』で第115回直木賞を受賞した乃南アサの単行本「チーム・オベリベリ」が発売されています。これは渡辺カネを通して晩成社を書いた小説で、開拓で入植してから5年間くらいのリアルフェクションです。

晩成社には3人の幹部(依田勉三・鈴木銃太郎・渡辺勝)がおりますが、カネが幹部3人のことを冷静に見ていました。それが小説になっています。
晩成社は明治19年に解散しますが、渡辺カネがいなければ空中分解していたかもしれません。

私はイギリスの女性探検家イザベル・バードが、カネを訪れた時のことを書いた文章を読んだ記憶があります。
掘っ立て小屋のような建物の中で、毅然とした態度で英語で応対してくれたことに驚いたと記していました。



イギリスの女性探検家イザベル・バード

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