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麻雀最強戦の春、到来。

効果絶大な「麻雀最強戦練習会」

札幌のハートランドでは、毎週金曜日に「麻雀最強戦練習会」が開かれています。
アマチュア予選のレギュレーションと同じ、1セット3回戦。
本番と同じロケーション、同じシチュエーションで質の高い練習ができて、参加費は最大3回戦で1,500円。
1回戦だけという参加も可能で、個人的には「最強位を目指すならこれ以上の環境はないのでは?」と思う場です。

私が北海道最強位になった2020年には、このような練習会はありませんでした。
あれから丸3年。
練習会の効果は絶大で、最強戦に挑む打ち手のレベルや戦い方が劇的に変化しました。
早い話が、「勝ちにくくなった」感じがするのです。

昔は3回戦トータルで目標ポイントを設定し、それに向かって戦略を練るという考え方はあまり一般的ではなくて、「とにかく得点を叩く」という「やぶれかぶれ殺法」に殉じる打ち手が多かったように思います。

普段の「半荘単位で勝ち負けを考える」麻雀を『点』とするならば、最強戦予選は点と点を結ぶ『線』で押し引きを考えた方が良いと私は考えています。
実際、それを実践するだけで予選突破の可能性はかなり上昇したような気がしていて、練習会が始まった当時は「勝つためのコツ」が一般化されてしまったことに大きな危機感を覚えていました(笑)。

以前に近代麻雀noteで「最強戦虎の巻」という有料記事を書いたので、具体的な考え方の解説はここでは控えますが、「3回戦をどのように立ち回るか?」ということをトレーニングするにはとても良い練習会だと思います。

勝ちたい気持ちはあるのですが。

もう一度、Abemaで放送される麻雀最強戦に出てみたいなとは思いますが、その2度目が来るのかどうかはわかりません。
年々麻雀が弱くなっているような気がしていますし、「勝ちたい」という意欲が薄れてきているような気もしているからです。

もちろん、勝つために打っているわけですが、「勝ちたい」というよりも、「心穏やかに」「楽しく」「健やかに」という気持ちが強いのです。
昔から、高い手を和了りたいという気持ちよりも、「気持ちが良い和了」を求めていましたから、その思いが年々強くなってきたのかもしれません。

「気持ちが良い」というのは…例えば、親のリーチにこちらは安い手で跳ね返していく、とか、自分の手と河に「努力と工夫の跡を残す」とか。
いずれにしても、「点棒の多寡」にとらわれることのないよう、ひたすら牌と向き合うことに集中したいなと思っています。

でも、そういう理想論ばかりを掲げていても、きっと勝てはしないのでしょうね。

大昔に喜多さんからアドバイスを受けた言葉です。

「君の打ち方だと、余程の突風が吹かないと結果が出ないよね。」

あの頃に、この言葉の意味が理解できていたら…。
親の説教みたいなもので、今になってこの言葉の重さを感じています。

ということで、今年は原点回帰
私の麻雀を形作っているものをもう一度見直して、一番強かった「18歳の頃の麻雀」に出会うための訓練をしていこうと思っています。

もちろん、北海道最強位決定戦の一席は全力で獲りに行きますが…今年は久々にそれが叶わない一年になるかもしれません。
しかし、大きなものを得るためにはトレードオフは避けて通れませんから、新年にその憂き目に遭うことの覚悟をし、腹は括りました。

麻雀最強戦のホームページを眺めていると、全国で予選日程が出始めました。
まもなく、北海道でも今年の麻雀最強戦が始まります。
いつかAbemaにもう一度出て、誰かに観戦記を書いてもらえたらいいな。

いや、自分で自戦記を書くべきか?
いやいや。
打ち手として出たなら、東川亮さんに格好良く書いてもらおう。

ということで、本日はMリーグ観戦記の担当日。
練習会はまた来週にします。

(了)

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