見出し画像

下駄は痛いお

弥生祭が無事に納められて1週間、やっと体が回復してまいりました。行事も頭役も準備段階で既にボロボロ、当日も皆んなまずよくよくになっちまって、私も脚が逝って暫くは腑抜けになっておりました。

そんな中、私のモチベをブチ上げたのが各町さんの会所にいらっしゃる三所さんの御神像でした。盗難の恐れがありますので画像をお見せできませんが、各町さんとも新宮、本宮、滝尾のお三方の座像でして、お雛様のように衣冠束帯、唐衣のお姿でした。会所ごとに大きさは違いますが、どれも端正な造りで鮮やかに彩色が施されておりました。以前に隣町さんの三所さんを間近で拝見する機会がありまして、銘などには天保13年造立、男体山登拝を記念して中禅寺上人により開眼とあり仏師は寛永寺末寺や小田原にも仏像を納めている方でした。さすがは門前町でございます。

各町さんともだいたいにして大黒柱の新宮さんが中央にいらっしゃいますが、一ヶ町さんだけ滝尾の奥方が真ん中でした。やっぱし母ちゃんが一番と言いますか、三仏堂に準じておられるのかなぁ?なんて思いました。

いやぁ〜堪らんですねぇ、祭の中心に、町の中心に和光の御身がおわすのです。神仏分離してなお久しく門前の皆さんは三所さんの信仰を保っていらっしゃるのです。最高じゃぁないですかぁ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?